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先日、当局の主催のメンタルヘルス講習会に参加しました。職場でメンタルヘルスを害して休む人が後をたたない状況で、われわれが当局に対して交渉等で対策の充実を追及してきた結果、数年前から実施されているものです。
講師のカウンセラーの方は、毎週高裁のカウンセリングに来られている方で、裁判所職員の働き方や気質についてもご存じの方です。大まかな内容は次のとおりです。 1 メンタルヘルスとは 安全配慮義務 厚生労働省から出されているこころの健康づくりの指針等 自殺者の推移 2 セルフケア ストレスとは、ストレスの要因、ストレス病 その後の問題行動、ストレスにどう対処するか 3 コミュニケーション (1)自己表現の3つのタイプ 非主張的(ノンアサーション) 自分よりも相手を優先、消極的態度、声も小さい 攻撃的(アグレッシブ) 他の人への配慮に欠ける。自分本位、支配的 上手な自己表現(アサーティブ) 自分も相手も大切にする お互いの意見を出して合って、納得のいく結論を出す (2)3つのタイプの自己表現の特徴 非主張的ー卑屈、消極的、自己否定的、依存的 攻撃的ー尊大、無頓着、他者否定的、操作的 アサーティブー率直、積極的、自他尊重、自発的 例題:今日中に処理できない仕事を上司から頼まれたときにどうアサーティブに対応するか。 始めて、講習会を受ける方を対象としているので、基本的な話が中心でしたが、、ストレスにどう対処するのかの方法論として、「信頼できる人に相談する」というものがありました。われわれ(組合)としても、ストレスをかかえている仲間に対する労働組合としての相談体制の確立が急務です。なかなか、難しい部分もありますが、日常のコニュニケーション(組合用語では「組合員との対話」)を重視することから始めるしかありません。なにかいいアイデアがあれば教えてください。 最後に感想ですが、講習会には組合の学習会と違って結構な人数の方が参加されていました。平均的に若い方が多かったとように思います。若い人の関心の高さをかいま見たような気がします。若い方はメンタル予備軍なので(これからどんどん仕事や家族の関係できつくなるという意味で)ほっとしました。 他方、われわれのようなベテランもいましたが、メンタルヘルスに関心の高い方のように見うけました。今後は、メンタルヘルスに関心のない層や忙しくて参加できない層にどう参加してもらうのか、工夫が必要だと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月19日 16時49分11秒
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