065652 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

駄々モレ。

駄々モレ。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Headline News

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

Profile

zusi_k

zusi_k

May 3, 2010
XML

一言でいえば、カッコ良さでしょう。
それに尽きる。

アニメやマンガの戦闘場面にカッコ良いものを求めるって、なんだか子供っぽいですか?
しかし、ハリウッド映画などを思い出しても、基本はすべて「そういうこと」だと思いますよ。
ただ、カッコ良さの表現の仕方にも種類はあると思うので、より子供っぽいものから大人向けといってもよさそうなものまで色々でしょう。
例えば努力や根性、友情や愛の力で勝ってしまう展開だとか、うわぁ~ありえね~~と言いつつ笑わせてくれる戦闘は真面目に考えれば子供っぽいものですが、ものすごく単純な気持ちよさがあったりします。
主人公たちが自分の限界にぶつかってくじけそうになる時、何かしらのきっかけで「本当の力」に目覚めて状況を突破してしまうというのが定番です。
ご都合主事といえばご都合主事なのですが、それまでの展開でイライラさせられていた不満を一気に解消させられるということもあるので、個人的にはそれほど嫌いではないです。
最近で言うと『鉄のラインバレル』のアニメ版なんかが、そういうカッコ良さを“正義のヒーロー”として追い求める展開だったと思います。
味付けはかなり大人向けを意識してありましたが、終盤の種明かしの後で振り返って考えれば、筋としてはシンプルだし理屈もわかりやすいものでした。
もう少し熱血ヒーロータイプに近いものとしては、『機動戦艦ナデシコ』や『ヴァンドレッド』も似た系統の主人公なのかもしれません。
どれもオリジナルアニメのSFで、主人公がパイロットですね。

生身の人間が特殊能力?を使って戦うタイプのアニメは、個人的にはあまり好みではありません。
ガンアクションを扱っているアニメも、主人公たちには当たらないのがわかるので、見ていてもどこか冷めてしまいます。
操縦技術が優れているからとか、機体の性能が凄いからとか、ロボット物の場合はそいう理由づけで納得できてしまえるので、これは単なる好みの問題でしょうか。
賞金稼ぎや情報部員、エージェントの類が登場して戦闘を繰り広げるアニメは、ほとんど最初の数話で見るのをやめてしまいます。
それでも面白いと思ったのは『DARKER THAN BLACK 黒の契約者』ですね。
続編の『流星の双子』では物語の展開的に色々と不満はありましたが、このシリーズの戦闘場面は生身同士の戦いの中では好みのほうです。
能力者の戦いぶりと肉体を使った戦闘技術のほどよい組み合わせが、見応えのある戦闘場面となっていました。
また、基本的に私は時代劇が好きなので、その影響もあって『サムライチャンプルー(SAMURAI CHAMPLOO)』も好きです。
この作品の戦闘場面は、戦闘中にもかかわらず会話と解説ばかりというバトルに飽き足らない人に是非お勧め。
剣筋の表現が秀逸で、カッコ良くて美しい。
暴力的な残酷さを交えながら、力強くてたくましい感じもある。
サムライチャンプルーは、映像を直感的に見て楽しめる戦闘場面になっていると思います。

『ガンパレード・マーチ ~新たなる行軍歌~』では、戦争という状態の世間と戦闘場面をうまく描いてあると思いますが、それはもちろんフィクションにしかすぎません。
司令部の指示で複数の部隊が同一作戦に参加し、個別の部隊はそれぞれ現場の指揮官が面倒を見ている。
組織としての軍隊が機能したうえで現場の戦闘場面が描かれているわけですが、物語としても終盤は恋愛に比重が移ってゆくので、戦闘場面そのものが物語の本筋として意味を持っているわけではないことも、この作品の特徴でしょう。
まさしく、カッコ良さの味付けを楽しむための戦闘場面ともいえます。
(もちろん恋愛の“背景”としては戦争状態と戦場での出来事が絡めてあって、戦闘が必要な関連付けとしても成立している)
戦争と軍隊という点では、『スカイガールズ(SKY GIRLS)』(テレビアニメ版)なんかもよかったと思います。
いわゆる美少女アニメの分類になると思いますが、パイロットスーツというか戦う時の格好が格好なんでアレですが、それでも作戦にもとづいて戦うという手順や指揮命令の仕組みに“それっぽさ”をうまく押さえてあったので、実際に戦う戦闘場面をとり囲む枠組みとしてはしっかりとしていたように思います。
両作品とも、戦い自体は怪獣モノなんですけどね。

私はガンダムを好きなのですが、それでも戦闘場面だけをとってみると、ガンダムシリーズではあまり良い場面(戦場での名セリフとは別の意味)が少ないと思っています。
『機動戦士ガンダム MS IGLOO(イグルー)』の作品群はさすがにカッコ良さを凝縮したような戦闘場面ですが、それ自体を見せるための外伝的作品なので、そこだけを抜き出してガンダムの面白さだというのも違和感があります。
最近の00(ダブルオー)は途中(セカンドシーズンの最初まで)で見るのをやめてしまっているのですが、戦術予報官なる肩書きなども登場して、全体的に戦闘場面で予定調和的な展開を感じてしまうのが残念です。
MSなどをカッコ良く見せるようにしてあるのはよくわかるのですが、戦闘そのものの優劣や勝敗よりも物語の進行に組み込まれた流れの中で処理されすぎているというか、見栄えはいいけれども意味的に戦闘場面の価値が薄いという感じでしょうか。(全体的に陰謀っぽい展開自体が好きになれないというのもありました)
冒頭で「カッコ良ければそれでいい」と言っていることと矛盾していますが、演出による技巧的なカッコ良さに頼っているように感じてしまうという、あくまでも私個人の主観の問題です。
それよりもむしろガンダム“らしさ”のある戦闘場面というのは、青臭い台詞を言いながら戦うパイロット同士という、バカバカしさと紙一重のところにあるものでしょう。
富野さんから流れを受けている伝統芸。(笑)


いくつか思いつくままに並べてみましたが、どことなく戦闘場面のカッコ良さについて、人それぞれにイメージしてもらえればいいです。
それでも、そもそも戦闘場面にどんな意味があるんだろうか?ということも、考えることはあります。
機会があればそういう点についても書いてみたいとは思いますが、こうした文章で興味を持たれたならば、自分の知っているアニメやマンガの戦闘場面についてあれこれ思い出してみてください。
一度見て終わりということではなく、ふとしたことで思い返して新たな発見を楽しんでみるのも、アニメやマンガなどの楽しみ方だと思いますから。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 3, 2010 10:07:41 PM
コメント(0) | コメントを書く
[アニメなどの感想について] カテゴリの最新記事


Comments

コメントに書き込みはありません。

Calendar

Archives

・Jun , 2024
・May , 2024
・Apr , 2024

Favorite Blog

まだ登録されていません

Free Space

設定されていません。

© Rakuten Group, Inc.