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カテゴリ:・漢字指導
僕らの夏の全国研究会で次のような声が出されました。それは、教科書が変わった最近の年のことです。
「一学期の配当漢字が終わらない。教科書では、一学期分として、110字出てきて、がんばっても終わらなかった。」 「漢字指導に時間がかかり、文学の指導は、読み取りではなく、さっと、感想を出させる程度だった」 「・・・・・・」 「・・・・・・」 などなど。 それは、 公立・私立の先生からでした。 悲鳴と言っても過言ではありませんでした。 この教科書の漢字教育の指導書(先生方が授業で使う児童・生徒指導向けの参考書)を1年から6年生まで僕は、仲間と書きました。 それは、2つの教科書会社でした。 書きながら分かってきました。 書いている内容は、僕らの研究を生かしたものが書けたが、指導時間が無いということが。 教科書会社の編集者にそのことを訴えました。 これでは、現場の先生が苦しむと。 編集の方は、全体の計画がこうなっているので・・・・・」と言われました。 丁度、日本中が、総合的な学習に入ったばかりの年度で、その傾向の方に時間が、多く当てられていたのでした。 このことは、今でも、変わっていません。 このような状況の中で、 今回、文化審議会は答申「小学校で、常用漢字を読めるようにする」を出しました。 漢字教育は、指導漢字を増やすのではなく、 しぼって、『重要な漢字』(教育基本語彙・学習論理語彙に関わる漢字)に時間をかけて、 使い方まで学習し、読み書きの両方で駆使できるように 授業の中で 詰め込みではなく指導することが必要だと思うのですが。 皆さん、どう思われますか。 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。 ブログランキングに参加しています。クリックすると点数に加算されます。よろしかったら、クリックを。
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