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カテゴリ:誰もが書ける作文教育(文ちゃん人形)
*漢字の手首化のことを述べていましたので、「誰もが書ける作文教育」は、中断していました。続けます。
作文教育では、主述の対応の指導が大切ということを前回、述べました。この指導後、どの年度の子でも作文が苦手、書くのがいやだという子はいなくなりました。書くことが面白くなり、移動教室の記録文を最低の子で、30枚(400字詰め原稿用紙)書きました。文というものはどういうものか、分かったからでしょうね。 この主述の対応の学習は、 作文だけではなく、 説明文・文学文の読み、 話す 聞く、 表現よみ( 朗読) の学習にも役立つのですね。 それは、「何がどうした(する)」の意識を持って読む、聞く、話す、朗読(表現よみ)することなしには、それらの学習の理解は、できないですからね。 ここまでは、(1)(2)の復習です。 この主述の対応の指導は、『文』の指導とも関係あります。関係というより、『文』の指導そのものと言ってよいでしょう。 さて、文ですが、これには、一般的には、主語と述語がありますね。 この主語と述語の意識を持たせるため考え出されたのが『文ちゃん人形』です。 多くの方にお読みいただきたいので、ブログランキングに参加しています。下記のマークをクリックしますと点数に加算されます。よろしかったら、クリックをお願いします。 文意識を持たせる。その為に、次のようなことをしました。 1男の子が走っている絵、お母さんが笑っている絵、自動車が走っている絵、・・・、・・・ 絵を見せて 「だれが していますか」の形で、子どもに聞きます。 ( )が、 はしっています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この事によって、誰が(何が)意識を持たせます。10題は、したいですね。(1年生で、30分は必要) 2 女の子が、ご飯を食べている絵、犬が、歩いている絵、男の子が、バットを振っている絵、・・・・・、・・・・、絵を見せて、「なにを していますか」を聞く。 女の子が、( )。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この事によって、「何々している(した)」意識を持たせます。(1年生で、30分はかかる) 女の子が、ご飯を食べている絵、犬が、歩いている絵、男の子が、バットを振っている絵、・・・・・、・・・・、 3 文ちゃん人形は大きく分けると、頭と体に分けられることを確認して、文もあたまと体に分けられる事を話し合う。 その後、簡単な文を頭と体に分けてみる。(10題程) このようにして文意識を徹底させます。(1年生で30分は必要) 次は、文カードを使って、文意識を徹底させる事について述べます。この文カードを使うと、子どもは、どんどん文を考え、書きます。ここでも文意識の徹底です。 *このようなことは、6年生でも文意識が徹底してない場合には、取り入れると効果があります。その場合、高学年であるというプライドを傷つけないことが大切ですね。 高学年では、短時間でできます。理解力などが発達しているからですね。 *以上の事は、下記の本にまとめました。 『小学生の作文教育』(明治図書)1・2・3・/4・5・6年 (読売教育賞賞外優秀賞 受賞) 波多野完治さんから、「新しい作文教育の提案です」と言うコトバを戴きました。 残念ですが、絶版です。しかし、アマゾンの古書で売られています。
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