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カテゴリ:国語科目標・構造・計画・言語意識直結観
授業の指導計画を立てることが大切と書いてきましたが、
これは、家計の予算を立てることと似ていますね。 家計予算を立てることは、 僕のような庶民が、自分なりの生き方をするには、 どうしても必要ですよね。 ところで、この家計予算作りですが、 今ままで、親の下で生活していた者には、 親から独立した時、すぐには、立てられないですよね。 何が必要で、何にどれだけお金がかかるか分からないからですね。 それと同じで、指導計画も、 新卒で、初めてクラスを持った時、教科を教える時には、 家計予算と同じような状況に置かれているわけですね。 ですから、先輩の助言・指導書などを参考にすることになる訳ですね。 自分の頭の考え・自分で計画を立てるといっても、最初は、周りから学ぶ、それで始めて、計画らしいものが出来るのですね。 その際、指導書が、決定的な役割をするので、このシリーズで書いている訳です。 自分の頭で考え・自分で計画を立てる、 そのためには、その内容をどう選び、 どう指導するか、 その力が身に着いている必要がありますね。 その力は、教材研究・授業研究などを通して、着けるものですね。 (この時間ガ、最近、本当に取れなくなりましたね。) 以上、指導計画作成の大筋を書きました。 さて、指導書、これをどう使うかです。 これは、力があれば、資料として使いこなせる訳で、 以下のような事は、その指導書を読めば分かる事ですが、 僕が読み取った,指導書についての意見を列挙します。 ご参考です。 1 新出漢字の指導時間が、設定されてない。 2 文学教材・説明文教材共に,読解が軽く扱われ、国語科とは、別のことに時間を多くあててい る。 ○ 五年生の教材、杉みき子「わらぐつの中の神様」は、 わらぐつがきっかけとなって、 おみつさんという娘と大工の若者が結婚するというお話しです。 指導計画では、作品は読み込まず、おみつさんと大工さんの結婚式を想像して、 司会者になったり、 スピーチをやらせる指導計画になっています。 これでは、まるで、今のテレビ番組」のようですね。 読解をかるくして、おみつさんと大工さんの結婚式の流れが中心授業。 これは、国語科でやる事ではないと考えます。 ○新美南吉の「ごんぎつね」の指導計画では 、語・句・文を大事にしながら、授業をしていくのではなく、 最後に死ぬごんぎつねの葬式をすることが主な活動になっているのもあります。 今回の教科書は、このような、単元が、目立ちます。 これは、総合的な学習の時間を文科省が、打ち出したその影響ですね。 ○ 6年生の説明文教材では、 新出漢字が、16個、 読み替え漢字が17、 難語句が12も出てくるのに、 その指導なしで、読解にはいっている。 しかし、その読解の時間も極めて、少ない。 3 作文指導では、 A社は、とても、書くことの力が着く順序で学年配置がされている。 これは、教科書会社によって、差が大きいので、 いい所の教科書を参考にするといいですね。 4 漢字指導では、B社は、漢字の特性の指導では、 系統性のスジが通っている。 しかし、新出漢字の指導時間はなし。 これも、作文と同じで、差が、大きいですね。 5 朗読(表現よみ)の指導は、今回の教科書では、 なくなったが、前回の教科書では、C社のは、 系統性があった。 ですから、前回の教科書を参考にするといいですね。 この朗読(表現よみ)は、この教科書が初めて入れたものです。 「子ども達の手が槍のように上がる授業を」継続して 年間するには、 このような指導計画が、あって、はじめてできるのですね。 また、「やる気を継続させる」にも どうしてもこの指導計画が必要ですね。 (続きます。) このブログ、応援してくださる方は、 下のマークをクリックして戴けるとうれしいです。 * 下記の本に、2年生の1年間の指導計画が出ています。
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