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カテゴリ:学校・教育原理・教育全般
お正月なので、孫娘(M・5歳)が、両親と来ました。
月に1度ほど、来たりしているのですが、お正月なので、 ゆっくりしていきました。 ゆくっりしてみると、色々な事が分かってきました。 この子は、4月から、学校です。 お菓子を食べたり、おせちを食べたりしてから、 おばあちゃんに、『ごちゃごちゃカメレオン』の紙芝居を 読んでもらいました。 これは、小学校低学年で『やまびこ』朗読集団が、読んであげているものです。 おばあちゃんが、一文読むと、ブツブツ良いながら聞いています。 ある時は、体をのりだして、黙って、じーっと聞いています。 おばあちゃんが読み終わると、お母さんに読んでと催促。 お母さんが終わると、「おじいちゃん読んで」と催促。 おじいちゃが、終わると、また、「おばあちゃん、読んで」と催促。 おばあちゃんが読み終わったので、今度は、Mに読ませる事にしました。 Mは読み始めました。 結構、表現して、心を入れて、読めています。 拾い読みでは、ありません。 どうして、初見なのにこんなに読めるのだろうか。 それは、小さい時からの読み聞かせ、 カルタなどでの文字遊びなどがあったからです。 次は、カルタをしました。 Mが、読み手で、僕ら4人が拾い手です。 Mにとっては、このカルタの文は、初めてのものです。 それを読み込んでいました。 カルタが終わると、 「うちにかえりたいな」と言い出しました。 どうしてかと聞くと、 「『やさしい算数』がしたから」 と言うのです。 この時、 「勉強をしていて、できると褒められるので、それが、うれしいので、 やりたいのですよ」と、お母さん。 でも、まだ、遊んでいたい気持ちもあります。 「小2のK(Mのいとこ)は、逆上がりが出来るようになったよ」と、 話に出すと、 「わたしもできるよ。逆上がりはね。腕に力を入れて、体を持ち上げるの。」 と、力んで真剣な表情で主張をします。 今まで、見せた事も無いMの姿です。 このような考えがMに定着しているのだと思って、 あっけにとられてしまいました。 公園に行って、やってみると、腕に力を入れて、やるではありませんか。 普段は、風邪を引いたなど、時々、言っているし、外見は華奢だから、 ひ弱いのかと思っていましたら、 とんでもない、体を持ち上げる力を持っています。 ここでも 「逆上がりはね。腕に力を入れて、体を持ち上げるの。」と、 やり終わった後に、力んで真剣に僕に説明します。 この年齢の子どもでも、ちゃんと理屈(理論)を頭に入れて、 それを意識して、練習してきたのだなと、思いました。 これが、学習では、大切なのですね。 意識して(意識下で)物事をやると言う事ですね。 ちなみに僕は、もう、逆上がりが出来なくなってしまっていました。 陸上をやっていた頃は、懸垂・30回を2セットしていたのですが、 筋力が落ちているのでした。 寒くなってきたので、家に帰り、おやつを食べました。 ゼリーのお菓子を出すと、2つずつ、配分しています。 まるで、黒柳徹子みたいです。 子どもって、その時その時の発達に合った学習教材を与え、 大人が褒めてあげれば、勉強好き・運動好きになるのですね。 しかし、今、学校では、新幹線授業で、 分からなくても進んでいかざるを得ない状況があります。 これでは、子どもが、勉強嫌いになりやすいですね。 ちょっと、ゆっくりMを見て、 『できるようになりたい』 『分かるようになりたい』 という子供(人間)の挑戦意欲の大きさを感じた一日でした。 これを何時までの持ち続けて欲しいと思いました。 『どうでも良い』 は、人間の崩れの始まりだからです。 また、いじめなどの問題は、ここに出発点があるのですからね。 今年は、こういうことをなくしていきたいですね。 その為にも、教育再生会議の動向を、見ていきたいですね。 「昔、出来ていた事が、何故出来ないのか。塾の禁止」教育再生会議・教育基本法」 の続きを次回は、具体的に書きますね。 * 今日は、まだ、お正月なので「教育おじいちゃん」になりました。 たくさんの方にお読み戴きたいので、ブログランキングに参加しています。お陰さまで、2 位です。 賛同される方は、下の2つのマークをクリックして戴けるとうれしいです。 ![]() 人気blogランキングへ 元日や真白き富士の雄姿かな。 初御空一直線の飛行雲。 羽つきの懐かしき音路地に聞く http://pareo94.ddo.jp/mikiko/ 奥の細道 ・・・・・・・・・・・ 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。 「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。 しかし、まだまだ、十分とはいえません。 皆さんで、豊かにして欲しいです。 ![]() ![]() * 1・2・3・4年生も,既刊です。 5年・6年は、間近かです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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