五年生で漢字の書きのテストをして、
当時、意外に思ったのは、『墓』が、ずば抜けて良く出来た事でした。
これは、画数も少なくない方ですよね。
今、思えば、この墓は、子どもの心と結び合っていた漢字だったのだなあ
ということが分かりました。
墓・幽霊は、子どもの心の中にあることばなのですね。
このようなことから、子どもの心を捉え、生活と結びついている漢字語は、
理解され、定着しやすいという事を実感しました。
ところで、『仁』は、どうしょうか。4画です。
しかし、子どもの生活と結びついていないので、定着しにくいですね。
このようなことからすると、漢字指導のあり方が、見えてきました。
その事を、書いてみたいと思います。
下記の画像をご覧下さい。
とにかく、子どもの心に焼きつくような
漢字語の指導をしたいと思います。
それには、読み・意味・書き方・使い方などを講義式に教えて終わり、
ということではなく、
別の方法を考えることですね。
その方法ですが、
それは、最初から、
「この精とういう漢字を使って、文を作ってみましょう」
と投げかけるのです。
学級での多くの子どもの中には、これに答えられる子がいるものです。
例えば、
「『お前は、精神が弱い』と、僕は、お父さんから言われました。」
などと発表をする子が出ます。
この事を聞いた他の子は、これを聞くと、おだやかではありません。
あの子が、発表した、私も発表したいと、
いい意味の競争心が、クラスの中を廻ります。
このような競争心をうまく使って、授業をしていくと
子どもたちは、自分の能力をフルに発揮するものですね。
いじめなどするより、このような授業に
参加する方が、面白くなります。
ここが、学校とういう集団で授業をやる事の面白さですよね。
この発表をする中で、この画像で使われている漢字語が、
出てくるのです。
「精米・精神・精算・精いっぱい・・・・・・・・など」
これは、教え込みではないから、子どもたちは、
はつらつとしてやりますね。
誰だって、教え込まれるよりは、自発性でできた方がいいですからね。
要は、自発性が常識になっているカラオケ精神の応用ですよね。
では、何故、この画像(プリント)には、文例を載せたのかですが、
これは、一人学習でも使えるためです。
一人学習では、このような文例があったほうが、
やりやすいと思ったからです。
教師がいて、学習する時は、いきなり、
文作りから入って、いいかもしれませんね。
以上のことからしても、漢字語の学習は、
先ず、意味・使いかたを先行させてもいいですね。
漢字語書きのドリルの先行ではなくですね。
このやり方ですと、漢字好き・国語好きになりますね。
もともと、コトバは、
人間が、その言葉を使いたい欲求・興味・・・・などがあってからできたのですからね、
以前、1・2年生では、学習で、一番嫌いな教科に
国語科が上がっていたのですよ。
それは、このようなことの配慮が指導で不十分だったからでしょうね。
庭の敷石の脇に蕗のトウが出ました。
多くの方にお読み戴きたいので、
ブログランキングに参加しています。
賛同される方は、下の2つのマークのクリックをして戴ければ、
うれしいです。
1日1クリック、有効です。
高位になりますと、アクセスが増えるようです。
人気blogランキングへ
群青の空欲しいまま大冬木
初詣平和祈りて鈴を振る
奥の細道
http://pareo94.ddo.jp/mikiko/
* 下記、3年生・五年生も購入できるようになりました。