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カテゴリ:文法
4年生で、指導される『手袋を買いに』を例に
下記の事を考えて見たいと思います。 「語いと文法が、民族語の核心である。」 と、言われています。 読解力が低下していると言われていますが、 ですから、それは、語い力と文法の力の低下なのでしょうね。 このブログでは、その中の語いにこだわって、 いろいろな視点から書いてきましたが、 文法については、弱かったです。 そこで、これから、少し、触れて行きたいです。 よろしくお願い致します。 実際の読み聞かせの活動の中で、考えて見ましょう。 暗い夜が、ふろしきのようなかげを広げて、野原や森をつつみにやって来ましたが、 雪はあまりに白いので、つつんでもつつんでも、白くうかびあがっていました。 これは、『手袋を買いに』からの一文です。 教科書にも載っていた事がありますが、子ども達は、 この作品の読み聞かせが大好きです。 さて、この文の中の「つつんでもつつんでも」は、 何がつつんでもつつんでもなのでしょうか。 それを読解し、表象化しないと、この文の意味が、 分かりませんね。 読解し、表象化しないと、 それは、読み聞かせの声になって出て来てしまいます。 それは、読み手は、意味を曖昧にしていますから、 必要以上に速口で読んでしまったり、 一音一音の発音がいい加減で、滑ってしまったりする事になるのですね。 いわゆる誤魔化し読みですね。 ![]() 上の文ちゃん人形の右にあるように、 つつんでもつつんでもの主語を 夜が(暗い)と、読解して音声化すれば 早口で読んだり・音を滑らせたりは、しなくなるものですね。 それから、「浮かび上がっていました。」の主語は、 雪であることは、子供達にも、分かりやすいです。 しかし、この雪は、どのような雪か、 これを表象化(読解)した上での読み聞かせが、 聞き手にもわかりやすくなりますね。 この雪は、野原や森を覆うっている雪なのですね。 それを表象化しながら読む、 これが重要ですね。 本日は、主語をはっきりさせて読むことについて 考えてきました。 続きます。 参考資料・・・『新・文法教育の実践』(初級) 松山市造・小松善之助編著 一光社 本日のブログの内容を応援してくださる方は、 下のマーク、ボッチとクリックをして戴けるとうれしいです。 それが、ランキングに反映します。 ランキングが上がると、アクセスが、増加します。 多くの方に読んで戴きたい気持ちは、皆様と同じです。 一日、1クリック、有効です。 ![]() もう、1つ、あるのですが。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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