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日本の教育は、これでよいのかな

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2009.08.27
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 読解をしないで音読という国語の授業がはやっています。

読解を軽視した音読は、読解の力もつかないし、音読(朗読・表現よみ)も薄っぺらなものになってしまいます。この風潮は、国語科教育の危機とでも言えるのではないでしょうか。

このことについて、考え、提案をします。

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国語科としての表現よみ(朗読)の意義

 

1   はじめに

 

昔から、「読書百ぺん、意、自ずから通ず」ということが言われて来ました。これは読解と暗誦の利点についての長い間の一定の見方です。たしかに、読まないより、読んだほうが意味は通じる事は確かです。

しかし、百回読んでも、通じない場合があります。いわゆる、歯が立たないという状態です。これには、基本的なコトバなどがまったく分かってない場合がそうなります。英語の単語の意味がまったく分からないのにそれを読んでいるような状態です。

こういうことを続けていると、子どもは、読むことが嫌いになってしまい、読むことの苦手意識ができてしまいます。

また、「とにかく、名文を暗誦しろ、後で、役に立つから」などとも言われて来ましたが、これは、意味が理解できていた方が、どんなにか楽しく、自然に体に入ることでしょうか。

 

2  表現よみは、表象化・情感化するので、生き生きした読解になる

A  表象化・情感化の重要性

表象化・情感化が表現よみの実践報告で、どのように使われているか、見てみましょう。

佐山幹夫さんは、『子どもと教育』(ルック・2004年5月号)で次のように使っています。

「『ちく たく てくは一年生だ』で、物語文のおもしろさは、お話が次はどう展開するか、その現場に居合わせたように、はらはらどきどきしながら(表象化・情感化)読むところにあります。」

私は、田村 操さんの実践を引用して次のように述べたことがあります。

単語が分かり、文構造も分かり、内容を理解して、表象化・情感化しながら音声化すると、体で感じて、感覚的にも分かるようになる。これが、ここで述べる表現よみが目指すことばの理解のことなのです。

教科書の文学作品の指導で、作品の理解は、ほとんど、しないで、すぐに、音読をするというのがありますが、これなどは、活動主義といわれています。・・・中略・・・・

文学作品の言葉・文・文章には、感覚的な面(視覚・聴覚・嗅覚・皮膚感覚・味覚・・・いわゆる五感)がともなっています。ですから、文学作品の言葉、文、文章を読むと、これらを感じる事になります

それと同時に、情感がわき起こります。このことを情感化といいます。表現よみでは、表象化・情感化を深めながら音声化をします。そして、このことは、話しの展開を楽しむこと、批判すること、人生を考えることを豊かにしてくれます。・・・中略・・

次は、田村 操さんの実践です。

くじらぐも」 なかがわ りえこ 作

・子どもたちとくじらが同じことばのやりとりをして

「天までとどけ、一、二、三。」

と子どもたちがジャンプし、

くじらが「もっとたかく。もっとたかく。」

と応援するところは、子どもたちが大好きです。

だんだん高く跳ぼうとして声を大きく、高くしながらはりきって表現します。

動作化も含めながら、作品の中の子どもたちの動作や気持ちをあたかもその場に一緒にいたかのごとくに理解することができたからです。

 

「天までとどけ、一、二、三。」 

「もっとたかく」

を表現よみの指導をすることで子どもたちのジャンプの状況(様子)が視覚に浮かんできます。

また、聴覚にひびいて聞こえて来て、自分の体も飛び上がるような感じになります。

そして、子どもたちの心情も伝わってきます。

つまり、五感を働かせて読み、表象化・情感化を深めていっているのです。

応援するくじらの声、気持ちも伝わって来ます。これも、表象化、情感化されたからです。そして、田村さんは、「作品の中の子どもたちの動作や気持ちをあたかもその場に一緒にいたかのごとくに理解することができた」とも、述べています。

 

この表象化・情感化を深め生き生きした読解をするには、どのようにするか、この事が『表現読み』(ルック)1年~6年のシリーズで、それぞれの実践者(執筆者)が追求し、実践して、述べている重要な事です。

では、その表象化・情感化を支えるものは、何か。

B 表象化・情感化を支えるもの  

ア 分かる

この分かるについてですが、子どもが自分の力で分かると、子どもにとっては、発見になります。この発見は、大きな喜びになります。そして、この事が、子どもが次にもやりたい、もっと続けたいという学習意欲になって現れます。では、このことを実践から、見てみましょう。

 

まず、1年生の入門期の実践報告(表現よみ・ルック)、『絵物語から』です。

 

「視覚がとらえる「絵」という媒体から、子どもたちは、自分の五感を使って,感じ、考え、そしてコトバとして表現していきたいと考えます。・・・・・中略・・・・絵から感じ、発見し、発表できるようにしていきたいと考えます。

それは、「絵」という共通の存在をもとにして、その絵が表していることをみんなで探り出し、コトバで確認していくことが、学校で系統的に言語を学習していくための大切な第一歩だからです。

たった一つの言葉でも、状況や気持ちの動きによって言い方は違ってきます。又、同じ状況や気持ちの動きも幾つものコトバで表す事ができます。コトバの持つ概念も学習するほどに広がり、豊かになっていきます。後略・・・・・。」

ここには、コトバの学習の基本的なことが述べられています

それは、

・「五感を使って・言葉で確認していく」

・「言葉の持つ概念も学習するほどに広がり、豊かになる・・・・・」

です。これらは、言葉を分からせるための基本的な出発点です。

 

1年生で、佐山さんは、『走るのだいすき』の詩の指導で『表現よみ』・1年(ルック)で、

「『足がはしる』って、どんなことか分かりますか。

「『胸もはしる』って言うのはどんなことか分かりますか」。

「『顔も走る』でどんなことか分かりますか。」

というふうにして、分からせるための投げかけをして、そのことについて発表させています。感覚で感じた体験をコトバで表現させているのです。

 

『声に出して読みたい日本語』『理想の国語教科書』の著者齋藤孝氏が「教科書の教材が易しすぎて・・・・」と述べていますが、そのような判断は、これらの報告からは、妥当ではないと言えるのではないでしょうか。

さて、分かりますと次に、声に出して読みたくなるものです。

そして、声に出して読むと、作品の理解が更に深まり、次に、また、声に出して読んでみたいという欲求になって現れます。このことは、「理解と音声化の同時指導」と名づけることにします。この事について、次に述べます。

 

イ  「理解と音声化の同時指導」

 

漢字学習では、その漢字を学習すると使ってみたいという気持ちに子どもはなります。

この欲求を大事にしたのが、漢字の「読み書き同時指導」の考えです。これが、昔から支持され、やられてきた理由です。この心理は、表現よみ(朗読)も同じです。こどもたちは、文章を理解したら、それを声に出して読んでみたいのです。

声に出して読んでみると気持ちがいいのです。これは「理解音声同時指導」と言えるのではないでしょうか。

5年生『わらぐつの中の神様』(『表現よみ』・ルック・5年)で、成瀬さんは、読み取った事を表現よみさせ、その音声化で内容を感覚的に感じさせる指導をしています。そのことで、理解が深まっている様子が伝わってきます。

(続きます)

これは、下記のブログを読ませて戴き、これは、(総合的なことを書かねば・・・)と触発されて、始めました。

 

2009年08月05日

国語の授業がおかしくなっている・・・かな!?(1)

http://blog.livedoor.jp/rve83253/archives/1289937.html

 

2009年08月11日

国語の授業がおかしくなっている・・・かな!?(2)

http://blog.livedoor.jp/rve83253/archives/1290764.html

 

 

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下記の本は、研究会がまとめたものです。絵をクリックしますと、本の概略が分かります。


尚、本書は、理解を深める表現よみ(小学校国語4年)1~6年まで、各学年あります。
各学年の教科書教材の授業報告があり、子どもと教師の表現よみが、CDに入っています。

次は、朗読・表現読みの本です。

上記の理論と実践の方法が作品にそって、書いてあります。

田村操の朗読教室

 






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最終更新日  2009.08.30 08:56:27
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