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カテゴリ:・・表現よみ(音読・朗読)指導の実際
本日は、昨日の続きです。
読解の授業をしないでいきなり表現よみ(朗読)の方法について書きます。 作品は、昨日と同じ、下記です。 『くじらぐも』の一部です。 「天まで とどけ、一、二、三。」 とジャンプしました。でも、とんだのは、やっと三十センチぐらいです。 「もっと たかく。 もっと たかく。」 とくじらがおうえんしました。 「天まで とどけ、一、二、三。」 こんどは、五十センチぐらいとべました。 「もっと たかく。もっと たかく。」 と、くじらがおうえんしました。 「天まで とどけ、一、二、三。」 B 君が上記をいきなり表現よみをした後、クラスで次のような発表・話し合いをしました。 Sさん 「大きな声でよめていました。」 Jくん 「恥ずかしがらずによめていました。」 Lさん 「子供らしい声でよめていました。」 教師 「ここはこうよんだ方がいいと思うことはありませんか。」 A君 「天までとどけ 一、二、三。」は、 だんだん大きな声で元気よくよんだ方がいいと思います。 それは、くじらに励まされてだんだん元気になって飛び上がっているからです。」 Mさん 「くじらは、空にいて 遠いところにいるので、 その感じを出して読んだ方がいいと思います。」 Kさん 「くじらの声は、もっと 低い声の方がいいと思いました。 その方が、くじらの感じがでるからです。」 このような話し合いをぼくらは、共同助言と言っています。 共同助言によって、読解が深まっていきます。 この共同助言では、上記のようにまず、いいなあと思うことを先に出させています。 いきなり批判的意見を出すと、クラス全体が重い空気になってしまうからです。 こうよんだらいいと思う意見には、その理由をつける約束をしています。 そのことで、読解が深まり、クラス全体がどうよんだらよいか、見えてくるからです。 このいきなり表現よみは、高学年の児童・大人がやさしい作品をよむときや、 大人でかなり表現よみをしている方がよむ勉強会でぼくらは導入しています。 にほんブログ村
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