漁港は誰のものか?
本日の読売新聞北総版の記事、長年の漁協関係者と一般人特に釣人とプレジャーボートとのいざこざ軋轢に水産庁がハッキリと結論を出しました。「漁港の管理権は漁業協同組合にはない」と水産庁計画課がハッキリと断言したのです。漁協の建物は漁協のもの、漁港は国民のものと言う事です。漁港に入る為に私有地を通らなければ入れない場所でない限りは、漁協関係者の権限だけでは出入り制限は出来ない事になります。漁協関係者が入口にロープを張る事も、市当局の権限で張らない限りは違反となるわけです。当然漁協が独自判断で駐車料金とか漁港使用料を取る事も違反となります。市の管理する立て看板に「危険ですから立ち入らないように、立ち入って事故が起きた場合は当市は一切の責任は負いません」との文言の場合は立ち入り制限は限りなくグレーなだけで、漁協関係者が立ち入り禁止を強制出来る法的根拠は全くないと言う事です。漁港は組合員だけの資金で建造したのではない訳ですから当たり前のことかと。今各地の漁港で起きている事自体が法的根拠のない強権が多いのではと考えさせられます。