カテゴリ:人生いろいろ
趣味の世界は個人の拘りが有ってこそ長く続ける事が出来、拘りが成長して結果につながっていく事が楽しみでもあるわけですが、これについての異論は当然私も有りません。 ただし、自分の主張に自信過剰となり、こだわり過ぎて、事の本質から外れていることが多い事も事実ではと思っていますが、格言う私もそのうちの一人かも... 以前モータースポーツに夢中になっていた当時の、富士スピードウエイのスポーツ走行前の講師によるミーティング時の事。 一人の街道レーサーらしき若者が講師に質問しました、「レーシングコースの走行ラインですが、私はどんなに頑張って走ってもレコードラインで走ることができないのですが、どうしてでしょうか???」 これはモータースポーツをそこそこにやった人であれば、この質問者のレベルが分かるはずです。 コースのベストラインとは、各々の性能差がある車両にほぼ共通に通用するスムーズにベストタイムを出せるラインであるわけで、その理想ラインに向かってアクセルを踏み込みブレーキングコントロールをし、ステアリング操作をしながら各車両の持っている性能の限界スピードに乗せていく事に有るわけです。 釣りもしかりで、釣れない人は釣本に頼り、仕掛け等に頼り、上手な釣り師に指導を受け、それでも釣れない為に挫折していく。 釣本はあくまで基本的な意味合いであり、釣本を読んで鵜呑みにして、その通りにやっていては間違いなく挫折します。 そして、この釣る為の釣り名人の指導に於いては、ほとんどの場合がタックルと仕掛けとコマセ餌等で、確率高く釣れる釣り場と、その釣り場に於いての確率の高いポイントと、そのポイントへの有効な攻め方までは教えてはくれない場合が多いはずです。 教えてくれた場合でも、本人の二番煎じ場所等の適当な範囲で、必殺必中の絶好ポイントの詳細だけは隠す事が普通です。 釣れる人は、魚が確率高く付く釣り場と、その釣り場の有効ポイントと釣り方を熟知しているために、教えれば当然釣り座は場所取りの満員御礼となりますから、詳しい公開はせず、独り独占で仕掛け等を研究して、もっと確率が上がるべく釣りを楽しんでいる。 これは当然のことで、仲間に秘密に出来るしばらくの間は私でもそうしますね。 狩猟に於いても同じ事が言え、獲物が確率高くつく場所は決まっていて、其の他の場所で獲物に出会うことはごく稀なのですね。 そして全く合理的ではない変な拘りが有る狩猟者も数多くいます。 過去に猟場で行き会った狩猟者との会話ですが、日当たりの良いパラッとした開けた場所で、匂いに乗る様子もなく、すぐさま私の愛犬がポイントしたんですが、獲物の雉は出ずとの事でした。 私と一緒にいた仲間のケンチャンが、旦那...それは多分陽だまりに居たキジバトだよ。 その狩猟者曰く、私の愛犬にはキジバトの匂いは教えていなく、キジバトを咥えさせた事もないから、キジバトにポイントは間違ってもしませんよ!!!、あのポイントは雉かコジュケイに間違いない!!。 その二で、狩猟者が愛犬の行方を見守っています、遁走雉に這われた様で、愛犬が戻ってこないと言っています。 私が、旦那...ウサギか狸とか追っているんではないの、遁走雉に逃げられた場合はそんなに深追いは出来ないはずでは???。 其の旦那曰く、私の犬は鳥猟犬で愛犬にはウサギの匂いは教えていないから、ウサギは間違っても追うはずがない!。 犬の臭覚能力は人間の数千倍だったと記憶していますが、いくら雉と山鳥の匂いしか教えていないとはいえ、ここまで過信していると言うのは、自己過信だけの偏屈の拘りでしかない。 麻薬犬とかは、日常に蔓延している臭いとは別の特殊な匂いにだけi反応するように訓練されていて、尚且つ素質が優秀な犬を選別し、公費の税金にて徹底的に訓練していますから、たかが数百万の大金をはたいで買った訓練された猟犬と言えども、狩猟に於いての獲物の匂いの識別はできていても、教えた臭いにしか反応しないは全くあてはまらずだと思っています。 実際に、鳥猟犬の場合でも、ほとんどの動物の匂いに反応します。 これ等は実際に出会った人たちの言い分の現実であり、自分の拘りに固まってしまった場合は、すべての事象に於いて同様なブラックホールに陥ります。 日々日常生活に於いても、偏屈な自画自賛の拘りが当てはまり、私が生んで育てた子は間違ってもそう言う事はしない...、あの人に限っては....なんであの人が...私が信頼している仲間が私を裏切るはずがない...等、不倫も同様で、大概が知人との不倫になる事が殆どですよね...。 人生は色々ですからね、人生死ぬまで何が起こるかわからない、自分の甘さに泣きを見ない様に気を付けましょう。
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