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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2021.06.01
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​​ 「マリアージュ 神の雫 最終章」18巻にボルドー左岸のサン・ジュリアン地区の「Ch. Gruarud-Larose(シャトー・グリュオ・ラオーズ)」1970年を飲むシーンがあります。

 サン・ジュリアン地区は位置的にも南のマルゴー地区と北のポーリャック地区の中間で、ワインもバランスの取れた中間的なワインと言われています。

 そしてシャトー・グリュオ・ラオーズは「メドック地区の格付け」で2級ながらも「王のワイン」として愛されているそうです。

 漫画の中ではブラインドティスティングで、「西洋杉の香りと腐葉土のニュアンス・・」からだけでサン・ジュリアン地区と当て、一口飲んでシャトー名とヴィンテージ(葡萄の収穫年)をぴったりと当ててしまいます。

 そしてこのワインを表現するのに画家「マティス」と同様にフォービズム派(色彩の試練)」の一人だった「モーリス・ヴラマンク(1876-1958)」の「「赤い木のある風景」が登場します。


ネットの画像から。

 漫画の中の台詞にはフォービスムについて「目に見えているリアルな色彩ではなく、心に訴えかけてくる色彩のイマジネーションをそのまま表現した・・」とあります。そして「モーリス・ヴラマンクの混沌とした中に不思議な調和を持つこの作品」で言葉を使わずにこのワインを表現できるというようなことがか書かれています。

「神の雫」の1巻から44巻、「マリアージュ~」の17巻目までにこんなにワインと絵画のシーンが印象的に描かれた箇所の記憶がないのですが、この内容が十分に理解出来ても出来なくてもワインと絵画好きにはたまらない演出だなと思いました。

 
「セーヌ川の眺め」モーリス・ヴラマンク(1905-06)「エルミタージュ美術館ガイドブック」の画像

 今までブラマンクの絵を直に見たことがあっただろうかと訪ねた美術館の画集を見てみると、エルミタージュ美術館ガイドブックに1枚ありましたが、残念ながら覚えていません。今改めて良く見ると、確かに「混沌とした色使いの中に不思議な調和」というのが分かる気がします。


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最終更新日  2023.01.05 12:39:33
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