フェラーリ、懸念があってもマレーシアGPでKERS使用を予定
4月2日16時24分配信 TopNews
フェラーリは、マレーシアGPの週末が終わるまで現在稼働中のKERS(運動エネルギー回生システム)を再び使用する予定である。
チーム代表のステファノ・ドメニカリは、F60のスピードに問題が生じたことについて、アルバート・パークでのタイヤ管理に問題があったことが主な要因であったと語った。
「タイヤの使用はKERSとも関係がある。だからわれわれには現在のところ、大急ぎで理解する必要のあることがたくさんある」イタリア出身のドメニカリは『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙にこう述べたと伝えられている。
新しく許可されたこのエネルギー回生技術の開発のために冬の間、多くの時間と資金を費やしてきた多くのチームが、重量配分の点で妥協しても、出力が82馬力のKERSでは補えないとの結論を下した。
KERSを搭載せず走行したBMWザウバーのロバート・クビサは先週のメルボルンで同様の戦略を有していたが、「しかしBMWザウバーは、われわれのようにリアタイヤを損傷しなかった」とドメニカリは語った。
「それについては検討しなければならない。すなわち、KERSと重量配分についてだ。しかし、マレーシアでわれわれは、KERSを再び使用することになるだろう」ドメニカリはこう付け加えた。