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カテゴリ:広島東洋カープ
『中崎翔太』
それでは今回は中崎のbatted ball集計の結果を見ていきたいと思います。 まずはトータルでの成績からです。 『中崎』 32試合 43.2回 2被本塁打 32奪三振 14与四球 3与死球 1故意四球 FIP3.42 防御率3.92 「batted ball」 69GB:43FB:18LD:6IFFB:2HR tERA:4.0894 計19.84年間予想失点 GB%は50%とNPB投手の平均を記録しており、今後GB投手へとなれる可能性を秘めている投手と言えるのではないでしょうか。 ただし、問題なのはIFFB%の割合が非常に低い点にあり、僅か11.7%しかなく、更にLD%の割合が非常に高い点で13%もあるなど、内野フライを打たせられずにライナーを打たれる割合が強いという非常に大きな欠陥を抱えています。 これは要するに中崎のボールは捉えられやすいので安打を打たれやすい投手と見ることができ、セットアップとしては不安な面が否めません。 また、もう一つ問題なのは与四死球率が3.50とさほどでもない点、普通の投手ならばこれでも良いのですが、安打を打たれやすい中崎にとっては死活問題となります。 他に問題点を挙げるとすれば奪三振率、セットアップを任せる投手にしては奪三振率6.60は少し寂しい感が否めず、もしかすると戸田より中崎の方が先発向きなのかもしれません。 幸い被ISOPは.107と特別球威がないタイプでもないところやフェニックスリーグからはフォークの習得に励んでいる点などが救いではありますが、今の中崎にセットアップを任せるには少々不安の割合の方が大きいかも知れません。 『会沢』 20試合 29.2回 2被本塁打 23奪三振 9与四球 3与死球 0故意四球 「batted ball」 43GB:31FB:12LD:3IFFB:2HR tERA:4.4761 計21.71年間予想失点 「catcher score」:-1.87 『石原』 12試合 13.0回 0被本塁打 9奪三振 4与四球 0与死球 1故意四球 「batted ball」 25GB: 9FB: 3LD:3IFFB:0HR tERA:2.4111 計11.70年間予想失点 「catcher score」:+8.14 『倉』 1試合 1.0回 0被本塁打 0奪三振 1与四球 0与死球 0故意四球 「batted ball」 1GB: 3FB: 3LD:0IFFB:0HR tERA:13.138 計63.74年間予想失点 「catcher score」:-43.9 ※ 三人の合算だと試合数が1試合多くなりますが、これは途中交代した為です。 結果的にはゴロを多く打たせられている上にライナーを打たれる割合の少ない石原が見事な数字を記録、会沢とは対照的な投球内容となっています。 これで広島投手陣の中で残っているのは4名、いよいよ骨の折れるメンバーの登場となります^^;。 全投手の集計が終わった後に捕手別tERAというものを改めて発表してみたいと思います。 ※ 次回は永川のbatted ball集計結果を見ていきたいと思います。
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最終更新日
2015.01.05 20:14:53
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