広島カープ考察

　『打線は強力？』

　それでは今回はオリックスについて見ていきたいと思います。
まず打線ですが、糸井は昨年不振だったものの打撃内容を見る限り衰えの傾向はなく、まだまだ一線で活躍できる力は持っています。
更に１番西野は昨年故障して戦線離脱してしまいましたが、打率３割を記録してミート力や選球眼も優れており、更に足も速いのでトップバッターとして十分に期待したいところです。
また、安達は開幕には間に合いませんが打撃内容としては十分なものがあり、更に守備範囲も広く長打力もあるので目立ちませんが遊撃手として非常に優秀な選手であり、この三人は上位で十分なように思います。
ただし、問題なのはポイントゲッタータイプの打者がおらず、出塁しても返せる打者が不在な点が痛いところです。
アメリカ帰りの中島は選球眼こそそこそこですが、ＧＯが増えていたアメリカ時代を引きずっているのか長打力はめっきりと落ちてしまい、西武時代の面影がありません。
岡田は選球眼が致命的に悪く、調子の波が激しいので中軸選手として見るのは厳しい感が否めません。
新外国人のボグセビックは俊足巧打タイプでそのようなタイプではなく、モレルは打撃内容を見る限りでは少し厳しい感があります。
ここは横浜時代に大暴れしていたブランコの復活を期待したいところでしょうか。


　先発はエースの金子が君臨・・・と言いたいところですが、元々シーズン通して活躍する方が珍しい程のスペ体質なだけに、シーズン持つのかどうかが気になるところです。
他にはディクソンが安定した投球を見せますが、こちらも金子同様にスペ体質な面があり、能力的には強力な二枚看板ですが体力的に厳しいところがネックです。
三番手には西が控えているだけに、二枚看板がシーズン通して活躍できるのならば強力な三本柱です。
しかし、四番手東明は昨年１０勝を記録したものの、ＦＢながら奪三振率が低く、被ＩｓｏＰは．１５９と非常に高く、正直申し上げて昨年の成績は出来過ぎと言わざるを得ません。
五番手候補の松葉はＧＢ投手でありながら被ＩｓｏＰは．１２９とこちらも高めで、更に制球力も悪いなど走者を溜めて大量失点が目に見えており、現にオープン戦でもその傾向がみられるだけに厳しいかと思われます。
つまり四番手以降の投手の力量に疑問符がつくところです。
新人の近藤が先発ローテに入ることが濃厚ですが、活躍してくれなければ一気に苦しい台所事情となりそうです。

　リリーフ陣は疲労が抜けきっているかどうかが気になります。
平野や佐藤達也、比嘉辺りの復調が必須で、新外国人のコーディエがクローザー候補と目されているので、こちらも活躍を期待したいところです。
しかしながら「リリーフ陣は持って３年が良いところ」とされており、その年数が来た途端に調子を崩し、更に比嘉は右肩痛を発症しており、タフネスではないことが判明してしまっており、技術面での新しい開拓がない限り復調は厳しいのでは？と感じてしまうところです。
勝ちパターン以外のリリーフ陣は海田や白仁田、少し気になりますが塚原の名前が挙がりますが、若干駒数が足りないように思います。

　野手、投手共に不安要素を多く抱えており、個人的には厳しい戦いを強いられそうです。
野手陣はポイントゲッターの覚醒、投手陣はエース二枚のシーズン通しての活躍という願望、リリーフ三人衆の復調期待とこれらを全部成し遂げるのは不可能ではないでしょうか。

打撃力評価：☆☆　投手力評価：☆☆

　　私的スタメン

１番　西野　　　　　二塁手（新たな１番打者へ）
２番　安達　　　　　遊撃手（開幕は間に合わないが復帰を期待）
３番　ボグセビック　中堅手（俊足巧打を日本でも）
４番　ブランコ　　　Ｄ　Ｈ（横浜時代の打棒を期待）
５番　糸井　　　　　右翼手（衰えるのはまだ早い）
６番　岡田　　　　　左翼手（調子の波は激しいが数少ない長打力の持ち主）
７番　中島　　　　　一塁手（西武時代の輝きを取り戻せるか）
８番　伊藤　　　　　捕　手（正捕手として定着を）
９番　小谷野　　　　三塁手（地味に選球眼を持つ）

先　発：金子、ディクソン、西、東明、近藤、松葉
中継ぎ：佐藤、海田、白仁田、塚原、平野
抑　え：コーディエ

野手のキーマン：ブランコ（長打不足のチームの中で貴重な大砲）
投手のキーマン：平野（復活を期待）

期待の打者：吉田正（数少ない長打力を持つ打者、先行投資でスタメン起用も）
期待の投手：近藤（一年目からの活躍を期待）

http://masa.naga-masa.com/orix_batted_2015.html

http://masa.naga-masa.com/orix_fielding_2015.html

BsGirls THE BEST (CD＋DVD) [ BsGirls ] 価格：2,664円（税込、送料込）