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カテゴリ:野球
『高橋優貴』
今回は引き続き、八戸学院大の高橋投手について見ていきたいと思います。 高橋は最速152キロの直球を投げる速球派左腕で、持ち球はスライダー、スクリュー、決め球としてチェンジアップを持っているとのことです。 フォームはセットポジションからスリークォーター気味に投げており、球の出所が隠れているのが特徴的です。 早速K/BBから見ていきますと、通算K/BBは2.77と大学基準の4.00を下回る数字となっており、最後の1年のK/BBは春が32/16、秋が59/16となっており、1年間のK/BBは2.84となっており、秋のみだと3.69となっています。 しかしながらこの投手、下級生の頃の方が制球も良く、15年春は40/7で5.71、15年秋は50/13四球で3.85と4.00を越えているのです。 ところがそれ以降は制球難に陥り、年によっては投球回数の半分の四球数や4分の3もの四球数を出すなど18年春までは迷走していまいた。 しかしながら最後の秋は51.2回を投げて16四死球で与四死球率が2.79と下級生の頃の与四死球率をようやく取り戻し始めており、復調のきっかけを掴みました。 一見、K/BBを見るだけでは即戦力としては厳しいと思われます。 しかし、奪三振率は10.63と9.00を大きく越える奪三振率を記録しており、そして直球は最速が150キロを越え、更に決め球がチェンジアップを所持をしているということから私が特別枠として定めている「サイドハンド枠」、「縦の変化球を武器とする奪三振能力の高い左腕枠」のうちの後者に合致しています。 この左腕枠に合致していたのは枠を設けるきっかけとなった横浜の濱口、中日の笠原、巨人の池田らは皆チェンジアップ、フォークを武器としている左投手で、翌年には横浜の東がK/BBが4.00を越えていた且つこの枠にも合致していました。 ですので個人的には意外と即戦力としての活躍が期待できる投手と言えるのではないでしょうか。 また、最後の秋で制球にも立て直しの兆しが出たことも好影響をもたらしそうです。 サイドハンド枠は過去に活躍した投手が存在するなど実績がありますが、左投手枠は設けてまだ2年なので果たして活躍できるのか、高橋が来季どこまでやれるのか、今後の参考となりそうですね。 選手評価:D左(濱口に続くか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.11.20 22:20:57
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