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カテゴリ:広島東洋カープ
『羽月隆太郎』
今回は羽月内野手について見ていきたいと思います。 昨年のドラフト7巡目で入団し、割と早い段階で頭角を現して二軍戦に出場し、最後の月に何かを掴んだか打ち出の小槌のように打ちまくり、規定打席には到達しなかったものの89試合に出場して打率.300を記録するなど非凡な一面を見せました。 秋に行われたフェニックスリーグでも打率.323を記録しています。 まず長打力ですが、IsoPは.023とまだまだ高校生の細い体だったこともあり、本塁打はない上に長打は65安打中5本のみと長打自体が殆どありませんでした。 次にミート力ですが、217打数27三振で8.04と非常に高い数字を記録し、新人ながらこのミートの高さは大いに注目したい点ですね。 また、フェニックスリーグでも62打数8三振で7.75と高い数字を記録しています。 ちなみに鈴木誠也は9.305とかなり高いミート力を見せていました。 続いて選球眼ですが、6四球/27三振で.222と非常に低い数字を記録していますが、最後の9月のみに注目すると4四球/6三振で.667となり、9月だけで4四球を稼いでおり、こちらも上昇傾向にあるのが明るい材料だと思います。 また、フェニックスリーグでは5四球/8三振で.625と高めの数字を記録しており、選球眼の成長を感じさせる数字となっています。 ただ四球を積極的に選ぶタイプではなく、IsoDは低めとなっています。 最後に盗塁ですが、二軍では23個を記録しましたが盗塁刺も18個を記録しており、盗塁技術はまだまだの印象を受けます(フェニックスリーグでは9盗塁を記録)。 ただまだまだ1年目なのでこれに臆することなく積極的に敢行して盗塁技術を伸ばしていってもらいたいですね。 ミートセンスがある上に選球眼にも向上の兆しが見られるなど非常に順調な成長曲線を描いており、足も速いので個人的には将来の1、2番候補として期待したくなる選手です。 後はあまりにもパワー不足なのでそこを解消することと、盗塁技術をもっと引き上げることができれば一気に一軍も意識できる選手となるのではないでしょうか。 ファンの間では小園が将来の1番打者と目されがちですが、個人的には羽月の方がリードオフマンに定着するのではないかなと見ています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.22 22:47:09
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