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カテゴリ:広島東洋カープ
『負のサイクル』 本日の広島は3-4で横浜にサヨナラ負けを喫しました。 先発床田は2回に二死一二塁から京田にタイムリーを浴びて失点、6回には先頭梶原に二塁打を浴びると、二死三塁となってオースティンに直球を打たれてタイムリー、いずれも二死からのもうひと踏ん張りというところで失点してしまいました。 それでも6回を投げて4安打1奪三振2四球2失点と試合は作りました(13:5:1)。 ただ勝負の9月、そろそろペース配分の投球ではなく、最初から140キロ後半を計測するような直球で押していって欲しいところです。 2番手島内は1回1安打無失点(0:2:1)、3番手ハーンは3者凡退1奪三振無失点(2:0:0)、4番手栗林は3者凡退1奪三振無失点(2:0:0)、5番手森浦は四球を2つ出したものの1奪三振無失点(内F1)、6番手塹江は佐野のバットを折ったもののレフト前ヒットとなって降板(0:0:1)、7番手松本はオースティンに四球を出すと、牧に外のカットボールを踏み込まれて打たれて左中間へのタイムリー二塁打で同点に追いつかれ、二死までこぎつけるも伊藤に押し出しの四球を出して敗戦投手となりました(1:1:0:1)。 一方野手陣は初回に先発ケイから秋山が二塁打で出塁するも野間と小園が進塁打を打てずに無得点で終えると、5回も先頭菊池が失策で出塁、矢野が内野安打で無死一三塁となるも後続が倒れて無得点と重苦しい展開となります。 それでも7回には二死から秋山が四球で出塁すると、野間が代わった伊勢から久々のヒット、続く小園が真ん中の直球をセンターへ弾き返すタイムリーで1点を返します。 8回は一死となってウェンデルケンから石原が死球で出塁すると、代走羽月が盗塁を決め、菊池が左中間へのタイムリー二塁打で同点に追いつきます。 11回は二死となって佐々木から途中出場の上本がヒット、更に小園がライト線へ二塁打を放ち、上本が本塁まで駆け抜けて一時は勝ち越しとなるタイムリー二塁打を放ちました。 ここにきて手痛い同一カード3連敗となり、そして明日は苦手の中日且つ松葉という事で苦しい展開となりそうです。 何よりも2戦は先発が試合を作れずに敗れましたが、この日は床田が好投しながら中々得点できず、最後は自慢のリリーフが逆転を許すという試合内容も非常に冴えない結果となりました。 個人的には昨日の「若手打者に代打の切り札的存在を任せる(期待する)のは無謀では?」といった事を書きましたが、今日の11回の継投は正にそれの投手版といえる起用となってしまいました。 松本は今日で3連投、しかもこれまでは主にビハインドで投げていた投手であり、この優勝争いしている最中で任せる役割の段階も踏まずにいきなり1点リードで最後を託すのは無謀でしょう。 それならば塹江をワンポイントで交代させずにそのまま1イニング託した方が良いかなと感じ、現に塹江はワンポイントの印象が強いものの、実は右打者の方が抑えています。 しかも塹江は今季まだ一度も被弾しておらず、ウイング席によって風の影響が変化し、一発の出にくい球場へと様変わりした横浜スタジアム、更に塹江自身はゴロの割合が高い投手という事を考えれば十分最後を託しても良いと思いましたが(個人的には黒原が良いと思いましたが)。 試合後に新井監督の談話にて「松本へのスイッチは迷いなく決めていた」と語っており、正直なところ迷いなくこの継投を考えていたのだとすれば野手起用に関しても投手起用に関しても結構不安だと思わざるを得ません。 明日は抑えられている松葉が先発、更に末包や坂倉が調子を落とし始めており、野間も久々にヒットが出るも正直状態自体はあまり良くなさそうな状況です。 坂倉は他に一塁や捕手を任せられる選手がいないので外せませんが、それ以外の選手はもっと柔軟に起用していった方が良いのではないでしょうか。 以前にも書いたことがあるのですが、小園と坂倉以外は固定する程の選手達ではない(前半戦は坂倉も外しましたが)と思うだけに、不動のレギュラーが多く揃う巨人や阪神とは違い、野手起用のやり繰りが今後のカギとなってくるのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.06 00:00:10
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