フリー編集者の父親の　　　　　　　親バカ日記

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• ゲゲゲの夏

  今週から、仕事が一段落した妻とお弁当づくりを交代。ゆったりとした朝を味わっています。お弁当の写真は撮影許可が下りず、掲載しません。 最近、娘たちもNHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』にはまっています。「あいこちゃんのドラマ、つけて～」帰宅して最初にＤＶＤのスイッチを入れ、録画を見ることが習慣になっています。今日の回では水木しげるの奥さんが家出。「お前は家のことだけやっちょればええ」と言われ、仕事のことについては、まったく蚊帳の外に置かれた奥さん。奥さんの心情やそのほか諸々の状況を考えると、「これじゃあ怒って家を出ても無理はない」と私には思え、奥さんに同情的に観ていました。「水木しげるがかわいそう！」大先生からは、夫側を擁護する予想外のコメントが。「よしこちゃん、泣いちゃったね」若先生は、大人の間の問題よりも、同年代のよしこちゃんに関心がある様子。三者三様、それぞれの視点でドラマを楽しんでいます。 私はさらに、妻が買ってきてくれた『水木しげる自伝』3巻を読破。仕事そっちのけで、一気に読んでしまいました。今年の夏は「ゲゲゲ」の夏になっています。 

  August 24, 2010

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• 動と静

  日曜日に昼食を食べた店でもらった、大型水鉄砲。いま若先生のお風呂の友になっています。「ジュ～～～」自分のお尻に水を当てて、ウォシュレットの感覚を堪能。今度はおもむろに銃口を姉の頭に向け、髪の毛のシャンプーを洗い流しています。「キャッハッハッハ」こんなに楽しいことはない、というくらい、大喜び。 お風呂場がお湯あそびの場になってしまいました。  大先生は、そろそろ夏休みの自由研究に取りかかります。それは、毛糸の編み物で、シュシュとストラップを作る、というもの。色を変えて何セットか作るようで、学童から帰宅すると、せっせと編んでいます。  若先生も毛糸を１束おすそ分けしてもらい、手編みに励みます。編むスピードが速く、みるみるうちに長いパーツが編み上がっていきます。  姉妹で黙々と編み物をしている様子を見て、女の子なのだなあと、感慨に浸ってしまいました。 

  August 23, 2010

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• おもちゃと雷と花火

  娘たちを連れて、『トイストーリー３』を観てきました。エンディングのシーンでは、大先生、号泣。持ってきたティッシュが２パック、なくなりました。私が涙をぬぐっていたハンカチも奪われたほどです。若先生は、ケロリ。まだ、別れの悲しさが実感できないのかもしれません。  映画のあとは、公園を散策したり、デパートをぶらぶらしたりして、過ごします。デパートの子供用品売り場でのこと。大先生が、マネキンの男の子の海水パンツを脱がせてしまいました。同時に、若先生が女の子の水着を脱がせにかかります。ガシャン！マネキン1体が倒れ、もう1体が押されて倒れていきます。ダッシュして受け止め、その1体の転倒を阻止。幸いどちらのマネキンにも傷はつきませんでした。「こら！　何してるんだ」「えへへへ、脱がしてたの」「脱げちゃったよお～」この反省のない答えに、久しぶりに雷を落としました。「自分たちがしたことを、わかってるのかあ～！」大声で怒鳴りつけます。「まあまあ、大丈夫ですよ。私のほうでもとに戻しておきますから」店員さんが駆け付け、とりなしてくれました。「本当にすみません。きっちり言い聞かせておきますので」  「もう、このデパートには連れてこない！」「えっ？　どうして」なぜ私が怒ったのか、説明をします。マネキンがお客様の目を引き付ける重要な道具であること。目立たせたい服、よく売れる服、これから売りたい服など、いろいろな思いを込めて、店員さんがマネキンに服を着せていること。マネキンが壊れてしまったら、その補充の間、売り上げが落ち込み、お金の面で迷惑をかけてしまうこと。何よりも、アパレル業界の販売のプロたちが一生懸命考えて、着せている服やマネキンを、軽々しくいたずらの対象にしてほしくないこと。そんなことを、できるだけわかりやすく伝えました。 「当分の間、ここのデパートは出入り禁止！」特に若先生には説明が全部わかったかどうかは、疑問ですが、こういうことをすると、父が激怒する、ということは伝わったようです。  夜は、昨日から若先生が楽しみにしていた花火。終盤に向かいつつある夏休みの夜を、家族4人で楽しみます。線香花火がとてもきれいでした。 

  August 22, 2010

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• 礼の基本

  大先生は、私の小さいころにそっくりで、内弁慶。家の外では、人見知りをすることがしばしばあります。近所の人とすれ違っても、目線は下向き。「おはようございま～す！」「おはようございます。きょうはパパとお出かけ？　いいわねえ～」相手の方が声をかけてくださっても、モジモジ君に変身。  ところが、今日は違いました。「こんにちは！」自転車に乗っていたところ、近所のおじいさんとすれ違ったときのこと。この方は、角地に家を構え、四季折々の花を丹精込めて育てて、通る人たちの目を楽しませてくださっています。「ああ、こんにちは」そして、数秒の後、「こんにちは！」大先生の元気な声が、私を追走する自転車から聞こえてきました。「おお、元気がいいねえ。こんにちは」   あいさつは、「言え」と強制しても形だけのものになりがちです。一緒に外出するときは、いつも私が手本を見せるつもりで、気持ちのいいあいさつをするように心がけてきました。きっと、いつか、自分から心のこもったあいさつをしてくれるはず。ずっと、そう信じていました。その日がやっと来た！心の底からうれしさがこみ上げてきた瞬間でした。 

  August 21, 2010

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• 夏バテには冷やし中華か牛丼か

  夏バテでしょうか。大先生の食欲がいまひとつです。夕飯は、ご飯を半分以上、買い物の際に欲しがったコロッケも3分の2以上、それぞれ残してしまい、料理したホイコーローや好物のニラ玉にはまったく箸をつけません。「パパ～、まだ口の中のここ、痛いよ」口内炎がまだ治っていないのも、食欲不振の理由なのでしょう。「口内炎は栄養のバランスが崩れるとなることがあるよ。だから、野菜の入ったみそ汁は飲んでね」少なめにした野菜たっぷりのみそ汁は、全部飲んでくれました。夏なので塩分は取っておいてほしいかったので、少し安心。明日は涼しいところでひと遊びさせ、昼は具だくさんの冷やし中華でも食べさせようかと思っています。  「パパ～、今度、牛丼食べに行きたい！　少なめにしてもらえば、今度は残さないから！」食前のブドウ１房、ご飯は2杯、みそ汁は３杯お替わりし、次の食べ物の話をしている若先生には、夏バテの心配はしなくてもよさそうです。

  August 20, 2010

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• 経験してみないとわからない女性の気持ち

  きょうは番外編です。 午前中、滅多にできない体験をしてきました。それはプロカメラマンの被写体になること。 写真はかかわっているNPOのWEBサイトのトップページの一部として掲載されます。「トップページの写真は、スタッフ全員の写真を載せましょう。でもせっかくだから、きれいに撮ってもらいたいわよね」代表の知り合いの女優専門のプロカメラマンさんがボランティアで協力。「メイクさんも2人頼んだから」「男はメイクなしでいいですよね？　してもどうせ変わらないので、みなさんの合間にさっと撮ってもらえればいいです」「いいえ、写真にメイクは必須です。あっ、濃い化粧にはならないから大丈夫よ」テレビにも出る現役アナウンサーの代表とのそんなやりとりもあって、当日を迎えます。いろいろな色のファンデを何層か薄く塗られ、鉛筆で眉を補正され、リップクリームを塗られ、髪をとかしてもらうと、出来上がり。ものの10分もかかりませんでした。「ワターさん！　こっち向いて！　あらまあ、かわいい～」自分自身はメイクで雰囲気が変わった感覚はほとんどないのですが、女性たちに言わせると「かわいくなった」のだそうです。いい歳のおじさんとしては、少し複雑な心境です。   「ワターさん、私たちまだ準備に時間がかかるから、先に撮ってもらってて」「は～い」撮影もあっという間に終了。その後、女性陣の撮影が始まると、メイクさんの威力を実感しました。何人かは長女の保育園で一緒だったママさんたち。みなさん、もともときれいな方々なのですが、プロのメイクさんの手にかかると、さらに磨きがかかります。お見合い写真に使えそうな、魅力的な写真が撮れていました。女性は上手なメイクで、さらに魅力が引き出せる。女性にはこういう楽しみもあるのですね。メイクに入る前の顔（基本はすっぴんで来るようにみなさん言われていました）と、約１時間後にメイクを終えた顔との違いに見入ってしまいました。考えてみると、失礼なやつです。「ワターさん、メイクに興味津々ですね」熱心に見ていたからでしょうか。カメラマンさんに声をかけられました。「メイクで別の世界に目覚めたら、今度新宿のその系統のお店、お連れしますよ」なんだか誤解されたようです。  このとき突然、過去の記憶がよみがえりました。あれは10年以上も前のこと。同年代の女友達数人に、彼女たちの行きつけのオカマバーに連れて行ってもらったことがあります。店内に案内されると、私の席だけありません。「あなたには、特別の席を用意したわ～。　こ　こ　よっ　（はあと）」野太い声が指し示したのは、その声の主の膝の上。プロレスラーのような体格の「彼女」は濃い青のアイシャドウを塗っていて、ほおも青々としていました。「ワターちゃん、せっかくだから、マリナちゃんの膝にちょっとだけ座ってあげなよ」友達のとりなしもあって、少しだけ我慢。すると、ほおがチクチク。一瞬のすきをついて、ほおずりされてしまいました。「あの～、ひげが痛いんですけど」「あら～ごめんなさい。マリナ、ひげが濃いんで、1日3回くらい剃ってるんだけど、また伸びちゃったのね。ちょっと失礼」近くの椅子に避難して、ひと息ついていると、トイレからジ～ジ～と電気カミソリの音。 戻ってきたマリナちゃん、今度は私の横に座って密着。「あなたマリナのタイプなのよね～。酔いつぶして、このひげで全身をヒリヒリさせちゃおうかな」さあ～っと酔いが覚めていきました。私の体格では、屈強なマリナちゃんに抵抗しても絶対に勝ち目はありません。このとき、セクハラをされる女性の気持ちが少しわかった気がしました。 

  August 19, 2010

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• カエルの女王

  今夜は若先生とふたりきりの最後の夜。「何が食べたい？」「なんでもいい～」「じゃあ、焼き魚にしようか？」「うん！」「あと、酢豚も作っちゃおう！」「うん！」ということで、おかず２品、みそ汁とご飯の夕食です。妻の分も入れて3人分作ったのですが、若先生の旺盛な食欲の前に、おかずは消滅。もともとふっくらしたお腹が、カエルのお腹のようにパンパンに膨れてしまいました。食べ終えると、居間でゴロゴロ。食休みの後、髪を洗ってもらい、ドライヤーで乾かしてもらい、最後は添い寝をしてもらう。考えてみると、女王様のような待遇です。「あした、早くお迎えに来て！　お姉ちゃんのお迎え、一緒に行きたい！」キャンプから帰ってくるお姉ちゃんのことが、興味津津なのですね。

  August 18, 2010

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• Unknown Floating Object （UFO：未確認浮遊物体）

  「パパ～、うんちでたよお～」朝、若先生が私を呼びます。うんちのときは、ママは不可。パパだけがお尻を拭くことになっているようです。恒例の健康チェック。便器の中には見慣れないものが……。黒い海藻のようなものがたくさん浮いています。「なんじゃこりゃ～～」顔を近づけてよく見ます。「うっ！」5歳児のものとはいえ、臭いものは臭い。 顔をそむけつつ、凝視したところ、それはニラでした。昨晩食べたのはニラ玉入りおかゆ。ニラをよくかまずに飲み込んだのでしょう。胃腸が風邪でいつもよりも弱っていたため、消化されなかったと思われます。それにしても、焦りました。  「パパ～、きょうは水遊びしたい！」「水遊びって、プールに入るっていうこと？」「そ～だよ～」「きょうはやめておこう。風邪、治ったばかりだし」「やだ～。水遊びしたいのお～！　したいのお～！」みるみる目に涙が浮かび、号泣。 今朝は時間もあったので、泣きやむのを待ちます。泣かれたからと言って、迎合はしません。風邪をぶり返させたくはないと、繰り返し伝えます。小一時間の持久戦の後、ようやく状況を受け入れてくれました。顔を泣きはらしたまま登園。子育てって、本当に忍耐ですね。 

  August 17, 2010

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• ひねもす　またり　またり　かな

  昨夜は特に寝苦しく、冷房をつけっぱなし。朝起きると、私は少し喉がいがらっぽくなっていました。きょうからキャンプの大先生も、少し咳をしています。「龍角散、なめておく？」「うん！」これで咳がピタリと治まりました。体温も36度3分で平熱です。集合時間は朝7時半なので、妻が送って行ってくれました。  一方、若先生はというと、やはり起きてすぐ咳。体温を測ると37度6分！「ええっ？」もう一度測り直すと、36度8分で平熱です。「きっと何かの間違いだろう」そう思いたかったのですが、ここはやはり念のため病院に連れていくことに。診断が登園OKであれば、そのまま保育園に行く段取りをします。「夏風邪ですね。きょう登園させても、たぶん大丈夫ですが、仕事の都合がつくのでしたら、1日大事を取って休ませたほうがいいでしょう」先生によると、朝の7度台は夕方の8度台に相当する、とのこと。思いきって、仕事を休むことにしました。  「きょうは、お外に行けないよ。ずっと家の中で、ごろごろしていようね」「じゃあ、帰りは保育園の前を通って！」「そうだね。夕飯の買い物もして帰ろう」本日１回だけの外出を、ふたりで楽しみます。昼食は若先生のリクエストで、うどん。しいたけ、ニンジン、大根、ナス、長ネギをじっくりと煮込み、最後にエノキを投入。野菜の具たくさんの熱々うどんに。 「パパ～、何かしてあそぼ～」昼食後、早くも時間をもてあまし始めた若先生。「ぐりとぐら」のカルタ、ことわざカルタなどで遊ぶことに。「じゃあ、パパが読んで～。私が取るからね」ということで、真剣勝負にはなりませんでしたが、札を取る反応の速さにびっくり。最初のひらがなの文字や、イラストで覚えているのですね。たぶん、若先生と対戦しても別の意味で勝負にならない、すなわち私が完敗する気がしてきました。  カルタ、手遊び歌、電子ピアノで音遊び、家の中の植物の水やり、絵本の読み聞かせなど、いろいろ室内遊びをしているうちに、日が暮れていきます。大先生はキャンプに行っているため、迎えも不要。そのまま、夕飯に。ニラたっぷりのおかゆを、お替わりしていました。熱も平熱です。これなら、明日は確実に登園できそうです。 

  August 16, 2010

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• 葛藤

  「あとは、子供用軍手と使い捨てカメラだね」来週、大先生は子供キャンプに参加します。知っている子は保育園時代の同級生1人だけ。あとは初対面の子供たちと3泊4日を過ごしてくる予定です。「かわいい子には旅をさせろ」と言いますが、前回もひとまわり成長して帰ってきたので、今回も期待をしているところです。 いそいそと旅の準備をする姉をじっと見ていた若先生。「私もキャンプに行きた～い」「パパもママもついていかないけど、それでも行きたい？」5歳児、眉間にしわを寄せて、沈思黙考。まだ、一人きりで泊りに行くのは、嫌なようです。とはいえ、「キャンプ」の魅力にも抗い難いものがある様子。「じゃあ、小学生になったら行く！」 心の中で葛藤した後、解決策を発見した瞬間です。我が子の出した解に、親バカな私は感心してしまいました。  明日からは若先生は期間限定一人っ子。若先生の甘えを思い切り受け止めたいと考えています。 

  August 15, 2010

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• 交渉人

  急きょ、妻の実家に帰省することに。「サンダルでいきたい！」両先生ともサンダルを希望。「途中で、『足が痛い』って言っても、抱っこしないけど、いいね？」「いいよ～」「いいよ～」ふたりとも約束通り、行き帰りの道を弱音を吐かずに歩き続けてくれました。さらに、ふたりで自転車の取り決めをしていました。一泊するので、万一駐輪場に雨が降って、自転車がさびるのを嫌がる大先生。まだ公道は緊張するので、なるべく短い時間の運転にしたいうえ、帰宅してからの移動は、私の自転車の後ろが快適な若先生。話し合いの結果、行き帰りは若先生が自分の自転車、大先生が私の自転車の後ろ、帰宅後の移動は役割交代、ということで、手打ち。こんな複雑な交渉もできるようになってきたのですね。娘たちの成長を実感しました。  

  August 14, 2010

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  我が家に新しい家族が！

  きょうは、我が家に大物家族が加わる日。迎え入れる準備に約丸３日かかりました。へとへとになるまで、片付けと掃除に精を出し、きょう、ついにやってきました。中古の電子ピアノ、Roland KR-575です。  とあるSNSのオフ会で知り合った友人が、無料で譲ってくれたのです。しかも、搬入のために自家用車まで出してくださいました。「ワターさんのお嬢さんたちにかわいがってもらえるのなら、このピアノもとても喜ぶと思いますよ」別件で、お役に立てるかもしれないので、恩返しをしたいと考えています。  それにしても、ピアノのある生活はいいものですね。『スターウォーズ』のR2D2やC3POのように、KR575と呼ぶことにします。私も歳を気にせず、ピアノを習うかもしれません。 

  August 13, 2010

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• スッキリ！

  金曜日は電子ピアノを搬入します。新品ではなく、友人がうちの娘たちのために譲ってくださいました。Roland KR-575、本格的な電子ピアノです。ただし、左から2オクターブ目の「ラ」の鍵盤が陥没しています。それ以外は正常に動くので、アップライトピアノ（グランドピアノはたぶん置き場所がないので）を買うまでのつなぎとして、またヘッドホンを付けて深夜の練習用（誰の？）として、使っていくつもりです。明日はその友人が車を出して、我が家まで搬送してくださいます。ということもあり、今日は終日、１階の整理と掃除に費やしました。特にトイレは念入りに掃除。家の中が片付いて、きれいになるのは気持ちがいいものですね。「うわ～！　きれい！」帰宅した娘たちもびっくり！ということは……いつもは汚いということ。女の子3人分の衣類、娘たちがもらってくるプリント類などを、今後はシステマティックに整理整頓しようと思っています。

  August 12, 2010

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  8本のろうそく

  きょうは大先生の8歳の誕生日。とはいえ、朝はバタバタしてしまい、お弁当は少々手抜き。2種類のおにぎりと、出し巻き卵、ウインナ、ブロッコリー、プチトマトを並べただけ。誕生日にもかかわらず、夕方、大先生はバレエ、若先生はピアノの習い事があります。  若先生のピアノのレッスンの間、私は何度も時計を気にしてしまいました。 18時過ぎに大先生到着。水曜日はピアノの先生のお宅まで、バレエのレッスン場から直行してもらっています。「ダイちゃん、改めて誕生日おめでとう！　いまから10分前の17時58分に8歳になったね！」少し照れて、でも、うれしそうな大先生に、ピアノの先生がプレゼント。誕生日の歌を弾いてくれました。「ハッピバースデー　トゥー　ユー♪」全員で合唱！先生、ありがとうございました。  3人でケーキ屋さんに向かう途中、大先生に確認します。「本当に、今日は外で食べなくていいの？」「うん。家で食べたい！」「じゃあ、夕飯はダイちゃんの好きなものにしようね。何かいい？」「え～とねえ、いつものカレーライスがいい！」家に戻ると、妻も帰宅しています。野菜を切るところだけ手伝ってもらい、あとは、いつものように私が作ります。仕上げに、リンゴを刻んで入れるのがポイントです。夕食後、ケーキにろうそくを立て、今日２回目の誕生日の歌。８歳。ずいぶん、成長したものです。家族全員、健康で、今年も誕生日を祝えたことに、感謝しています。   

  August 11, 2010

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  sectio caesarea

  まずは今朝のお弁当から。国語の教科書に載っている「スイミー」をテーマにしたお弁当ver2です。今回の改訂版では、主人公のスイミー（黒い魚）を海苔で作ってみました。また、お友達の魚の数を倍増。ただし、ニンジンの厚さを2分の1に薄くして、量は前回と同じに。ブロッコリーの海藻と赤ウインナのサンゴ礁は前回を踏襲しています。  夜、以前録画したドラマ、『ゲゲゲの女房』を観た後、大先生が尋ねます。「パパ、ていお～せっかい、ってなに？」一瞬ひるみましたが、ここは正しい情報を伝えることにしました。赤ちゃんはお母さんのお尻にある「命の穴」から出てくること。普通は頭から出てきて、赤ちゃんの頭は柔らかいうえ、一番大きいから、頭が出てしまえば、あとは楽に出てくることができること。お腹の中で逆さになって、足から出てくると、頭がつかえてしまい、赤ちゃんの首が締まってしまうこと。赤ちゃんを助けるため、足から出てきたときには、出てくる穴を切って広げて出してあげることになり、それを「ていおうせっかい」ということ。そのほかにも、いろいろな事情で、「ていおうせっかい」をすることがあること。  説明をしている間、姉妹は一言も発せず、真剣に聞いていました。「パパ、私ね、赤ちゃんって、手術してお腹を切って、取り出しているんだと思ってた。そうじゃなかったんだね～」毎回そんなことをしていたら、痛すぎるし、出血が多すぎると言いそうになりましたが、やめました。痛さについては、父親にはわからないので、正確さに欠けるためです。明日は、大先生の誕生日。生まれてきたときの話を、妻からたっぷりしてもらおうと思います。 

  August 10, 2010

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• 閑中歓あり

  夏休みだからでしょうか。大先生のバトンのレッスンの開始時間が16時半から13時半に繰り上がりました。ということは……11時半に児童館に迎えに行き、お昼をいっしょに食べ、それから最寄りの駅まで送っていく、というスケジュールになります。午前中は11時過ぎで仕事終了。午後はほとんど仕事になりません。いろいろと思うところがあって、今年の前半から仕事を絞ってきたおかげで、いまは2本の長期企画を動かしているだけ。時間の余裕があることで、気持ちにもゆとりが出ます。ふたりでお昼ご飯を食べながら、学童での出来事、いま興味のあることなど、いろいろな話をしてもらっています。女の子も2年生にもなると、いろいろなことがあり、いろいろなことを考えているのですね。夏休みくらいは、週に1日、こんな日があるのはいいものです。 

  August 9, 2010

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• ババンバ　バンバンバン　はぁ～ビバノンノン

  「きょうはパパ、打ち合わせだね！」若先生は、「打ち合わせ」を数日前からずっと楽しみにしています。先週行った保育園有志の夏合宿で、会計の私が集計ミス。その追加集金と相談を兼ねて、パパのひとりと児童館でお会いすることになっていました。先方もパパに子供ふたりがついてきます。若先生はお友達と遊べるのが楽しみなのでしょう。  「午前中は、プールね！」若先生の強力なリクエストで、午前中はプール。いつものように大先生を背中に乗せてプールの底を泳ぎ続けていました。ふと見ると、若先生の姿が見えない。トイレかと思い、男性更衣室を探してみると、いました。お湯のシャワーを気持ちよさそうに浴びています。気が済んだところで、連れ戻し、再び水遊び。ところがほどなくして、またしても、若先生、失踪。やはりお湯のシャワーを浴びていました。結局2時間のプールの間、4回ほど温水シャワーを浴びに行っていました。今度、試しに地元の銭湯に連れて行こうと思います。  昼食後、児童館へ。お友達のパパと合流し、子供たちとサッカーをしました。段々とパパたちも本気になり、ゲームに熱中。気がつくと、服もズボンも汗でびっしょりに。びしょびしょで気持ちが悪いですが、体は爽快です。  今日は朝から夕方まで、よく遊びました。いちばん体を動かし、楽しんでいたのは、父親かもしれません。

  August 8, 2010

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• Guardian

  午前中、娘たちを地元の児童館へ連れて行きました。大先生は学童でいっしょのお友達と遊び、とても楽しそう。みんなでダンスをしたり、一輪車で追いかけっこをしたり、髪の毛を結い合ったりしていました。若先生は、就学前児童専用コーナーで、三輪車にまたがり爆走。補助なし自転車に乗っているわけですから、三輪車は余裕です。他の子にぶつかりそうになると、事前にコースを変更するなど、安心して見ていることができました。ここでは、私は完全に「見守る存在」。なんだか少し物足りなく、寂しい気もしましたが、娘たちの成長の手ごたえを、はっきりと感じた瞬間でした。 

  August 7, 2010

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  共作

  夕方、私が料理をしていると、居間がいつになく静かです。姉妹が顔を突き合わせて、一生懸命何かに取り組んでいるようです。その結果できたのが、これ！ラジオ体操でいただいた、クリップ１箱分を全部つなぎ合わせ、ネックレスが完成！一心不乱に作っているふたりの背中は、本当にかわいらしかったです。姉妹って、いいものですね。

  August 6, 2010

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  リベンジ

  今月3日に作ったお弁当は、キイウイとソーセージで大観覧車を配置しました。ところが、当の長女のコメントは「パパ～、これ観覧車っていうよりは、花火だと思うよ。私には、キイウイは花火に見えるなあ～」が～ん。気持ちを切り替え、構想、中１日。挑発に乗って、キイウイで花火の弁当を作りました。 花火を見上げる、姉妹のネズミ2匹。このネズミには、ディズニーのあのキャラクターのナゲットを使っています。海苔で漆黒の夜空を、コーンで飛び散る火を表現。アルミホイルの下にはプチトマトなど野菜を入れています。むきになって作っている私を見て、妻はさすがにあきれていました。 

  August 5, 2010

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  勇気100%

  まずは恒例、大先生のお弁当の写真から。昨晩の残りの、牛肉とタメネギのトマトカレー味炒めなどを使い、今朝は少々手抜きをしました。  「パパ～、きょうは歯医者さんだよね！」なぜか昨日から、今日の歯医者さんを楽しみにしている若先生。前歯の乳歯の後ろに永久歯が生えてきて、いま2枚刃状態です。乳歯がぐらぐらしているのと、永久歯がかゆいのとで不快なのか、乳歯を早く抜いてもらいたがっていました。早めに迎えに行き、歯科医院へ。待っている間は、私の膝の上。猛暑の外から中に入ったばかりなので、密着されると、暑さ倍増。汗がなかなか引きません。  ほどなく名前を呼ばれます。「ワカちゃん、ひとりでも大丈夫？」歯科衛生士さんに尋ねられ、力強く頷く若先生。『麻酔の注射のときに泣きだして、呼び出されるかもしれない』身構えて待機していましたが、杞憂でした。しばらくすると、歯の形の小さなペンダントを首から下げ、うれしそうに出てきました。開けてみると、中には抜いたばかりの乳歯が。 歯医者さん、心憎いサービスをしてくれます。このケースと乳歯は、若先生の勇気と成長をたたえる記念として、大事にしたいと思います。それにしても、乳歯って、小さいですね。

  August 4, 2010

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  大観覧車ガブリ

  「目にバトンがぶつかって、しばらく経ったときみたいに、痛い！」昨晩、大先生が左目のまぶたの異常を訴えました。鈍痛があるようです。少しはれてきているので、ものもらいの可能性もありそうです。「まず、かかないこと。反対の目やワカちゃんの目にも感染するかもしれないから、タオルは別のものを使って」昨晩、今朝と、大先生は律義に言いつけを守っています。結膜炎などですと、学童を休ませないといけませんが、念のため弁当は作っておくことに。キイウイとソーセージで大観覧車を作りました。左手の入り卵と右手の黄色のプチトマトはお花畑です。  朝イチで眼科に。診断は小さなおできができていて、伝染性ではないとのこと。薬を処方してもらい、学童もOKとの許可をもらいました。学童に送り出す直前、ふと連絡ノートを見ると、「8月3日はお弁当は不要です。ご飯だけ持たせてください」と書かれていて、子供たちが昼食を調理する日でした。 「まあ、せっかく作ったから持って行って。おかずだけ残してくればいいから」あとで聞くと、大先生はさっとおかずを隠し、ご飯だけ持ってきた形にしてくれたそうです。   午後はまた、夏合宿の精算の修正作業。今回は精算告書を参加家庭に配ろうと思ったため、いろいろと手間取りました。大先生の迎えも5分遅刻。帰宅すると、即座にリクエスト。「パパ～残したおかず、食べていい？　保冷剤、まだ冷たいから、大丈夫だと思うよ」「わかった。いいよ」あっという間に全部食べてしまいました。作ったものを、こんなに大事に食べてくれると、本当に作りがいがあります。 

  August 3, 2010

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• 父の熱い頭と娘のクールな頭

  午前中は残務整理。午後は昨日の夏合宿の立て替え金の精算を、エクセルを使って再計算しました。すると、いくつも計算方法や、計算そのものに間違いを発見。過剰に集金してしまったご家庭、過大に返金してしまった家庭など、いくつか出てきてしまいました。再度間違いがあってはいけないので、午後の時間はすべてこの精算作業に当てます。エクセルのフォームを作り上げ、今回の幹事さんで、バス代金など最も建て替えの多かった方に確認を依頼。明日中に確認の返事をいただけることに。 ふと時計を見ると、大先生のバトンの迎えの時間が過ぎていました。待ち合わせの場所まで自転車で全力疾走。10分以上の遅刻です。炎天下の自転車ダッシュはきついですね。熱中しすぎて、熱中症になったのでは洒落になりません。大先生は私が現れないので、公衆電話から私の携帯に電話をしようとしているところでした。予想外の事態にも慌てず、冷静に対処できていて、感心しました。 

  August 2, 2010

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• 代償

  じつは私には前科があります。といっても犯罪ではなく、二日酔いで車に乗り、おう吐した前科です。前科数犯で、直近は2年前。  朝起きたとき、ほのかな二日酔いの頭をよぎったのはこのことでした。決して粗相をしてはいけない。そう思い定め、ママたちが美味しそうに飲む朝のビールも我慢。バスの中で飲むために確保したビールも、思い直して我慢。もちろん、無事戻ってくることができました。  じつは、朝、もうひとつの問題を抱えてしまいました。それは、足の日焼けです。起きたとき、足がヒリヒリすると思い、見てみると、太腿からくるぶしまでサーモンピンクに染まっています。日焼け止めクリームを全身に塗ったので、安心していました。下半身はずっと海に浸かっていたからでしょうか。クリームが流れ落ちてしまったようです。痛くてジーンズも履けず、ジャージで帰る羽目に。でも、ビールを我慢したり日焼けに苦しむ程度なら、娘たちがこれだけ楽しい思い出を作った代償としては、小さなものだと感じています。 

  August 1, 2010

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• 心の故郷

  救命胴衣３着、子供用プール１つ、宅配食品用保冷剤２つ、懐中電灯３つ、水分補給用ポカリスエット3本、子供たちの水着、着替えとその予備……。必要なものを前夜に詰め込んだ荷物入れは、すでにパンパン。相当な重量になりました。加えて、リュックの中には保冷剤とおにぎり８個が入ったアルミケース、薬一式、歯磨き洗面用具3人分……。数日前3人で歩いて11分だった集合場所までの道のりが、プラス2分ほど余分にかかりました。  九十九里の海は霧がかかり、さらに高波が押し寄せ、遊泳禁止に。膝くらいまでならＯＫ、ということだったので、子供たちと波打ち際で遊びました。みんなで手をつなぎ、高波に立ち向かいます。そのうち、高い波が来た時には、声を掛け合い一斉にジャンプ！これが楽しいらしく、子供たちは飽きることなく波と戦っていました。握り合う、たくさんの小さな手。こぼれおちそうな、たくさんの笑顔。  保育園生活も最後の1年が半分近く過ぎようとしています。赤ちゃんのころから今日まで、子供たちが築いてきた一体感。あと半年ほど経つと、この子たちはそれぞれのステージに旅立っていく。いま、この瞬間は、時が経ったとき懐かしく振り返るいい思い出になっているのだろうか。子供たちの満面の笑顔が「ＹＥＳ！」と言ってくれている気がして、なんだかじ～んとなってしまいました。  ふと若先生の姿を探すと、ひとり黙々とホースの放水に没頭中。相変わらずのマイペース振りを発揮していました。 その後も、スイカ割り、バーベキュー、花火と、お楽しみが盛りだくさん。満足し、疲れ果てた子供たちは早々に就寝。それからはパパとママの飲み会となり、楽しいお酒を重ねているうちに、夜が更けていきました。

  July 31, 2010

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• 明日に向かって寝る！

  明日は若先生の保育園の同級生有志11家族で九十九里浜へ行きます。1泊2日の夏合宿です。「パパ、きょうは絶対8時には寝ようね！」「朝は4時半に起こしてね！」ふたりとも気合いが入っています。とはいえ、夕方まで大先生はバレエ教室です。先に若先生の迎えに行き、若先生には無理をして自分の自転車で教室までついてきてもらいます。3人乗りができないため、バレエ終了後は大先生を後ろに乗せ、若先生と２台の自転車で帰宅。自転車での遠征は、若先生にとって、まだまだとても緊張するもののようです。顔がこわばりまくり、大好きなお友達の弟に道で出会っても、ろくに声すら掛けませんでした。  スーパーでお弁当を買い、帰宅後すぐに夕食。急いで入浴。8時には就寝となりました。ふたりとも、ものすごい集中力です。毎晩、これだけテキパキできればいいのですが。

  July 30, 2010

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  甘えの構図

  またまた今日も、今朝のお弁当から。今朝は、かなり手抜きです。ただし、ご飯は麦１、白米４の割合で炊いています。この割合を長女はいちばん好むようです。  夜、昨日のリベンジということで、カレーライスを作りました。「これ、むちゃくちゃおいし～」大先生、ご満悦。前夜のシチューは豚のバラ肉を使ったので、今夜は小間肉を食べやすい大きさに刻んで炒めました。バラ肉だと最初から煮込むのですが、小間は硬くなりやすいので途中から投入。タマネギもやや細かめに刻み、長めに炒めています。ほんの少しだけ手間を多くかけただけですが、味覚の鋭い大先生にはそれがわかるようです。  就寝時、若先生が私の寝込みを襲います。「パパ～、やっぱりここで寝る～」仰向けの私の真上にうつ伏せに。「重い～。そこで寝ると、パパ、苦しいなあ」「だいじょ～ぶだよ」しばらくすると、微笑を浮かべ、うとうとし始めます。ここぞとばかり、そっと、少しずつ体を抜いて、横で寝てもらいました。一方、大先生は、すっと手を伸ばしてきて、私の右手の中指と薬指だけを握りしめていました。どこかをつかんでいると、ほっとするのかもしれません。甘え方一つ取ってみても、個性があるものですね。 

  July 29, 2010

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  食へのこだわり

  まず今日のお弁当はこちら。 右手におにぎり２つと、リンゴのスライス。左手はブロッコリーを海藻、ウインナをサンゴに見立て、ニンジンの魚を回遊させました。ブロッコリーの下には、プチトマトを敷き詰めて、ソプライズも用意しました。  夜、姉妹が夕飯をめぐって大論争。姉はカレー、妹はシチューを主張。2人にするのは変かもしれませんが、あみだくじを作ってあげ、ふたりに選ばせました。丸のついているほうを選んだ人が、夕飯の決定権を得る、ということに。結果は、妹の勝ち。なるべく早くと調理をしていると、大先生が何やら画策。「パパ、シチューとカレーって、最後にルーを入れる前だと、作り方はほとんど同じだよね」「似ているけど、ちょっと違うよ。パパはカレーだとタマネギをみじん切り、シチューだと短冊切りにしているしね」「でも、だいたい同じだよね」「だいたいね」こっそり見ていたら、若先生を説得して、夕飯のカレーを賭けて再戦を挑んでいました。「子供同士の話し合いだから、パパは料理をしていてね」くじ引き３回勝負。若先生が2勝し、万事休す。ようやく大先生は負けを認めました。買った若先生はうれしかったのでしょうか。子供の皿ではありますが、シチューを３杯も食べました！  弁当に凝る父といい、カレーにこだわる長女といい、シチューを堪能する次女といい、三者三様に食へのこだわりがあるようです。

  July 28, 2010

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  杞憂

  まずは今朝のお弁当から。肉団子と卵焼きをメインにしました。上に黄色く見えているのは、スライスしたリンゴです。見た目的にいまいちになり、少々残念です。 保育園では、迎えにきた父を、若先生はいつものように強烈な抱擁。最近入った保育士さんが、それを見て、ポツリ。「いいですね～。でも、お嫁に行かれたら、パパ、どうなっちゃうんでしょうね～」『いやいや、その前にこんなに抱きついてはくれなくなりますよ。それに、きっと、少しずつ離れていくのでしょうから、いきなりガクッとなることはないと思いますよ』心の中で反論。自分でつぶやいていながら、なんだか寂しくなってしまいました。    夕飯の料理をしていると、固定電話が鳴ります。「パパ、私が出てあげるね。もしもし」大先生が受話器を取ってくれました。「あ、メグ！？　どうしたの？　ああ、あれね。うんうん。そうだね。わかった。じゃあね」大先生の一番の親友、メグちゃんから。2年生になって、お友達から電話がかかってくるようになったのだと、うれしくなりました。いまはうれしがっていますが、年頃になったら、いろいろ心配することでしょう。  勝手に娘たちの近い将来に思いを馳せ、うれしくなったり、心配になったり、本当に何をやっているのでしょうね。  

  July 27, 2010

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  食前食後のお楽しみ

  今朝のお弁当はこれ。ウインナの間に青く見えるのはアスパラガスです。  さて、夕飯の準備をして、食べる直前のこと。若先生がやってきます。「パパ～、テーブル拭いてあげるね」布巾を持って行き、一生懸命テーブルを拭いていました。ところが、「あ～、私もやりたかったの～。私にもやらせてよ～」「やあ～だ～」「やらせなさい！　ダメダメ、全部拭かないでよ～」「順番をちゃんと守りなさいね」「何よ、その言い方。あなたは妹なのよ。30歳や40歳じゃないんだからね」大ゲンカです。しばらく様子見。最後は、食後のテーブル拭きを大先生一人に任せることで決着。大人からすると、テーブル拭きは労働。でも、ふたりにとっては、とても楽しく、相手にやらせるにはもったいない、遊びのようなもの。トム・ソーヤがペンキ塗りをわざと楽しそうにしていると、「塗らせて！」と頼み込む友達が殺到したシーンを思い出しました。 

  July 26, 2010

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• アクロフォビア

  朝、若先生はラジオ体操初挑戦。6時には起床し、うれしそうに一緒についてきました。まだ、きちんと体操ができるわけではありませんが、本人は楽しそうです。  余勢を買って、朝食後、葛西臨海公園へ。小学生以下、都内在住・在学の中学生は無料というのも、ポイントが高いです。まずは水族館で、マグロの回遊を見ます。「怖い～」若先生、足がすくんでしまいました。「大丈夫だよ。ぜんぜん怖くなんかないよ」少し前まで暗い部屋を怖がっていた大先生は、余裕の風情。スタンプラリーにも参加し、水族館は2時間程度で終了。  今度はダイヤと花の大観覧車に挑戦。 日本最大の観覧車というだけあって、眺めが最高です。「パパ～、怖いよ～。どんどん高くなっていくよ～」今度は大先生が怖がります。「大丈夫だよ。怖かったら、目をつぶっていなさい」余裕の若先生、姉にアドバイス。つい数週間前に、江戸川園に行ったときには、観覧車の中で泣きべそをかいていたのに、大した成長ぶりです。高所恐怖症の私と、おそらくその血を引いた大先生は、緊張のあまり多弁に。「ほら、赤ちゃんが芝生の上を歩いているよ。今でも小さいのに、だんだん、もっと小さくなっていくよ」「ほんとだ。アリンコ赤ちゃんだね～」「おっと、アリンコ赤ちゃん、ママからどんどん離れていきます」「パパも手招きしていま～す」「おっと、遠くにディズニーランドのシンデレラ城が見えてきた！」ほとんどダブル実況中継状態のふたりを尻目に、若先生は眺望を静かに楽しんでいました。  そして、大先生の強い希望で、園内を一周するバスに乗車。公園の主な施設や見どころを確認することができました。また、遊びに来てもいい、見どころの多い公園です。  帰り道、夕飯の希望を聞いたところ、若先生がぽつりと言います。「昨日はお外で食べたから、今日はお家にしたい」自分が昨日わがままだったことを、反省しているのかもしれません。殊勝な申し出を尊重。夕飯は家で、食卓を囲みました。夕食を終えた瞬間、若先生ソファで爆睡。抱っこして、布団に寝かせてあげると、そのまま朝まで起きませんでした。早起きして、お出かけして、疲れたのでしょう。

  July 25, 2010

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• Cry For the Moon

  朝、ラジオ体操に出掛ける直前のことでした。「パパ～、早く～。昨日、遅刻したでしょ」「いや、してないよ。5分以上前に着いたじゃない」「でも、もう子供たちが行進していたよ」「あれは、前の番組の体操で、大人のに参加してたんだよ」完全には納得のいかない、大先生。とにかくすぐに出ることに。「パパ～、わたしもいきたい！」目を覚ました若先生が突然要求。「ごめん、ワカちゃん。いますぐ出ないとだめなんだ。明日連れて行ってあげるね」「やだ～、すぐ支度するから～」「パパ～、早く早く～！　もう出ないと間に合わないよ～」結局、若先生を妻に託し、絶叫する泣き声を後に、ラジオ体操に出かけました。「ワカちゃんの声、でかいね～。ここまで聞こえてくるよ」「終わって帰ってきても、泣いているかもしれないよ」「パパ、それはないと思う」帰宅すると、私の予測が正しいことが証明されました。玄関でずっと泣いていたのだそうです。かわいそうなことをしました。  そして、昼食。冷蔵庫の余りもの、賞味期限が切れそうなものが多かったので、家で食べることに。「やだ～！　お外で食べたいの～」「そんなにいつもいつも、お外で食べるわけにはいきません」「そうだよ。今日食べなかったら捨てないといけないものもあるから、お昼はお家で食べようね」「やだ～やだ～やだあああ～」小一時間、泣き続けました。  午後は大先生のバレエの振り替えレッスンなどがあり、若先生と二人きりの時間を確保。児童館や歯科医院などをまわります。「ワカちゃん、この赤ちゃんの歯、いま抜く？　様子を見てもいいし、いま抜いてもいいんだって。どっちがいい？」「抜きたい！」「注射とかして、少し痛いけど大丈夫？」「大丈夫！」次回の治療では、永久歯が裏側に生えてきている乳歯を抜くことになりました。若先生、度胸がついてきたようです。 夕飯は、あれだけ泣いたこともあり、外食に決定。和食系のファミレスに4人で入ると、若先生は満面の笑み。 充実した午後を過ごしたからでしょうか。帰宅後は、終始ご機嫌。就寝時には、私を抱き枕にし、パタリロのようなうっすらとした笑いを浮かべて、眠ってしまいました。 

  July 24, 2010

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  関ジャニじゃに

  きょうは大先生の学童のキャンプの日。3年生以上は児童館に宿泊しますが、2年生の大先生は夕食のカレーを作って食べた後、21時に解散となります。今朝作ったお弁当はこれ。ハンバーグをメインにし、少し手を抜きました。 キャンプではオリエンテーリングをする予定。私は途中のチェックポイントの課題出題係を担当します。出題係は11人。児童の父親1人、母親2人、あとは大学生のボランティアです。怪盗ガンジャニ（関ジャニをもじったそうです）が児童館に忍び込み、全員の夕食のカレー券とお菓子券を奪った。それを取り返すために、８つのチームに分かれた子供たちが、怪盗の１１人の子分と対決、出された課題に挑戦する。これが大まかな筋書きです。ですので、係は怪盗の子分として、サングラスをかけ、変な帽子をかぶって、いちおうそれらしく扮装することに。さらに、こんな指示も。「あの～、恥ずかしいとは思いますが、語尾に『じゃに』をつけてください」ということで、私は「俺様は、怪盗ガンジャニ様の子分、黒三角様じゃに～」などと名乗って、クイズを出しました。「あ～、ダイちゃんのパパに似てる～」「それは、だれじゃに？」「ね～サングラス取ってよ」「ちょっとだけじゃに」ちらっと見せても、1~2年生は確信が持てない様子。  無事役目を終え、ようやくお昼に。扮装を解いて、お弁当の場に参加すると、わかる子はわかったようでした。「ああ～、やっぱりダイちゃんパパだったんだ～」「え～なんのこと？」「さっき、赤い帽子かぶって、問題出してたでしょう？」「え～、いまここに来たばかりだよ。でもね、ここに来る前の記憶がないんだ」「そっか～。きっとガンジャニに操られていたんだね」こういう、とぼけた会話をするのも楽しいものです。  で、お弁当の観察です。みなさん、特に手が込んでいるわけではなく、中には菓子パンの包装を取り、ラップでくるんだものを持ってきている子もいました。そして、何より、お弁当を食べる時間ももったいないとばかり、すぐに遊び始める子がたくさん。大先生もお友達との会話が楽しいようです。友達の少なかった1年前に比べると、大先生にとってのお弁当の重要度は下がってきているのかもしれません。 来週からは少し、肩の力を抜いてお弁当づくりに取り組もうと思いました。 

  July 23, 2010

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  腰も手も凝る

  昨日は終日、若先生と一緒。風邪なのに、極めて元気。子供用プールに空気を入れるポンプを探し出し、上に乗って延々ととび跳ねていたり、居間を走り回ったりと、元気を持て余していました。涼しい時間帯に買い物に連れ出すなど、少しだけ気分転換。家の中の多くの時間は私の膝の上か、背中にしがみついていました。その結果、私の腰は朝からボキボキと悲鳴を上げています。  多少の体の不調もなんのその。娘と始めたラジオ体操には、最後まで付き合うのが、私の役目。今朝も行ってきました。「ワカちゃんも行く？」起きていた、若先生も誘ってみます。「眠いから、行かない」予想通り、つれない返事です。  帰宅後は、今朝もお弁当づくり。  ブロッコリーの森沿いの道を走る3台の自動車。コロッケははげ山です。上部の下地にはミックスベジタブルが敷き詰めました。ご飯はのりたま、梅干しのたたき、の2種類の混ぜ込み。茶色の土と赤土をイメージしました。そして、空には赤い風船がたくさん浮いている、にぎやかな祝日、といった構図です。作り始めると、凝ってしまう私の作業を見ていた妻が一言。「そこまで時間をかけて、凝らなくてもいいんじゃないの？」確かに一理あります。明日は、大先生の学童のデイキャンプに、ボランティアとして参加。お昼も一緒に食べるので、他の子のお弁当も見て、参考にしようと思っています。

  July 22, 2010

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  新しい朝が来た♪

  今日から地域のラジオ体操が始まりました。若先生は保育園をお休みすることもあり、今朝は大先生と6時半に近くの公園へ出かけます。朝の外出、体操は気持ちがいいものですね。起きるのが遅い妻と若先生は、たぶん、今年は参加しないだろうと予測。月末まで、大先生とふたりで朝の体操を楽しむことにします。実際にやってみると、かなり体に効きます。ラジオ体操、あなどれず。 帰宅後、急いでお弁当づくり。今日の作品はこれです。昨日の夕飯の残りの炊き込みご飯のおにぎりと、梅干しのたたきを種にしたおにぎりがメイン。それに、デザートのキウイと、いり卵、ほうれんそうのおひたし、プチトマトをつけました。帰宅後、弁当を開けると、きれいになくなっています。「ご飯の量が多かったけど、気が付いたら全部食べてた」作りがいがあります。 夕食時、大先生がぽつりとひとこと。「パパ、明日も晴れるね」ふと、大先生の目線を追うと、キッチンの小窓から、とてもきれいな夕焼けが見えました。「夕焼け、きれいだね」しばし、娘たちと夕焼けを鑑賞しました。こんなひとときも、いいものですね。 

  July 21, 2010

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  38度線のリスケ

  きょうから新学期まで、大先生のお弁当作り月間が始まりました。きょうは、大先生がよく音読の宿題で読んでいる『スイミー』（レオ・レオニ 著／谷川俊太郎 翻訳）をモチーフにしてみました。2段の海苔だんだんを海に見立て、スイミーの仲間の赤い魚たちと、タコを泳がせます。陸地の下地はマカロニサラダ、その上にブロッコリーの森を配しました。デザートはプチトマトとウサギのリンゴ。久しぶりのお弁当で、大先生もうれしそうでした。  今日は夕方、ダイアログインザダークを予約。とても楽しみにしていました。けれども、ああ無情。11時半過ぎに保育園から電話。「ワカちゃんが38度4分の熱です」泣く泣くキャンセルしました。もちろん、払込代金は返ってきません。  仕事を手じまいして、保育園へ。病院で薬をもらい、家に帰ってくると、若先生は元気はつらつ。熱は7度1分に低下。居間で飛んだり跳ねたり、私の背中にキックをしたりしています。医師からは明日1日休ませて、様子を見るように言われました。風邪の症状が心配したほど重くなく、ほっとした一方で、この調子だと明日がものすごく憂鬱です。明日は実家の父に会いに行く予定を立てていたのですが、それも中止。家族ひとりひとりの健康は、本当に大切ですね。猛暑と熱帯夜が続く中、健康管理の重要さを改めて痛感しています。 

  July 20, 2010

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• 数の力

  夏と言えば星空。星空と言えばプラネタリウム。ということで、娘二人を連れて、なかのZEROのプラネタリウムに行ってきました。ちょうど特別イベント、「宇宙とりびあ！～惑星の天気!?」開催中。小学生向けということもあり、大先生はとても興味を惹かれた様子。「これで、夏休みの自由研究は決まり！」収穫もあったようです。プログラム後半では、東京の今夜の星空を映し出した後、街の明かりを消し、もっと澄んだ大気で見られる星空を投影してくれました。満天の星とはこのことか。そうため息が出るほど、無数の星がまたたいています。大きく光る主要な星だけでなく、これだけたくさんの星があると、星座の形もイメージしやすいものですね。私は子供のころからずっと、星座を夜空に描くのが苦手でした。そうか、私のイメージする力が弱いだけじゃないんだ。目に入ってくる星の数が多いからでしょうか、私ですら、蠍や白鳥をぼんやりとではありますが夜空にイメージでき、感激しました。  ところで、若先生は、終盤は一貫してぐったり。炎天下を中野駅から歩き続けたせいなのか、すっかり疲れ果て、私の膝に顔を埋めてうとうと。小学生向けのイベントだと、退屈してしまうのでしょうね。いつもよりも心なしか熱い体は、風邪の前兆なのか。ふとあしたの登園が心配になってしまいました。 

  July 19, 2010

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• 水浸しで水入らず

  「じゃあ、行ってくるね」うれしそうに大先生が門を開け、お友達の家に消えました。きょうは以前からの約束で、保育園時代のお友達の家で遊ぶ日。本人のみということで、若先生と私は別行動。「きょうは、これからふたりきりだから、好きなところに連れて行ってあげるよ」けれども、お姉ちゃんが大好きなのですね。少し張り合いがないというか、元気がありませんでした。それでも、新宿まで遠征し、小田急デパートの屋上の霧発生機の前で大喜び。何度も私のところに来て、タオルで顔を拭いてもらっていましたが、最後はTシャツがびしょびしょ。その直前は、おもちゃ売り場や楽器売り場で、おもちゃやピアノに没頭していました。  夕飯は、韓国料理屋さんへ。お友達のおばあちゃんが経営している店で、若先生がきょうはどうしても行きたいと強くアピールしていました。お友達の家から帰宅した大先生と妻も合流し、家族全員で久しぶりの韓国料理とJinro。辛党の若先生と私は特に大満足。成人したら、若先生とあちこち飲み歩くのがとても楽しみです。大先生は甘党なので、妻とケーキ屋さんめぐりをしそうです。   

  July 18, 2010

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• 努力の報酬

  きょうは、大先生のバトントワリング・デビューの日。近隣の保育園で、小学生中心のグループの一員として、園児と保護者の前でバトンを披露することになりました。朝から、強烈に緊張。私の日課になっている朝ドラ『ゲゲゲの女房』を見ていると、気が散るから消せというなど、緊張のあまりとても神経質になっていました。「これくらいで、気が散ってどうする」もちろん、私は突き放して、テレビを見続けました。緊張のあまり失敗したとしても、それもいい経験。そうしたことを積み重ねて、大きく、たくましくなってほしい。などと、勝手に夢想していたのですが、そんな私の心配は見事に裏切られました。  本番では表情こそ硬くなっていましたが、パフォーマンスは上出来。ほとんどノーミスで、終了。大先生よりも前から通っている同級生の女の子のママからは、「ついこの間始めたばかりとは思えない！　堂々としていたし、ちゃんとできてたわよ」と絶賛されていました。失敗も大歓迎ですが、成功体験もいいものです。家の寝室で一生懸命練習していた努力が、実を結んだのでしょう。大先生は、きょう、ひとつ確かな自信を身につけたような気がします。 

  July 17, 2010

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• 意固地なふたり

  「ありがと～　が　伝え　たく～て～♪」NHKの朝ドラ、『ゲゲゲの女房』にはまっています。娘たちも、録画を見る私に付き合わされるため、オープニングの歌を覚えつつあります。出だしは3人とも歌えるのですが、その続きがいけません。私も大先生もうろ覚え。「パパ、その歌詞、絶対違うよ。ここはね……」「いや、そうじゃないと思うけどね、こうじゃないかな……」「絶対こうだよ……」大先生、頑固です。自説を譲りません。この意固地なところ、誰に似たのでしょう。と思いながら、意固地に大先生と論争。「よい、じゃあ、これから録画を見てみよう」ということで、何度か画面を止めて、歌詞を書き出しました。結果は、ふたりとも全然違う、でした。  歌詞の場合は正解がありますが、今後、大先生が成長するにつれ、正解のない問題について、見解が食い違ったときは、大変そうです。 

  July 16, 2010

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• つくね効果

  大先生の学童保育に迎えに行くと、彼女の親友のリカちゃんがいました。終業式前ということもあり、ランドセルはもちろんパンパン、手提げバッグも荷物でいっぱい、そのうえ、トマトの鉢植えを持って帰ろうとしていました。大先生は前日に持ち帰っていたので、今日はそれほど荷物は多くありません。「リカちゃん、自転車で運んであげるよ」「ダイちゃんパパ、ありがとう！」ということで、リカちゃんの家経由で帰ることに。方向は反対側なので、いつも通る道ではありません。ふと見ると、家の近くに焼き鳥屋さん。「帰りに焼き鳥、買って、きょうのビールのつまみにしようかな」私が漏らした言葉に、リカちゃんが反応。「あそこ、つくねが、すごくおいしいですよ」「ダイちゃん、今夜はつくねと焼き鳥にしようか」「うん」夕飯は、焼き鳥定食に決定。  若先生をピックアップして、帰宅後、調理。付け合わせの野菜を切り、みそ汁を作り、ご飯を炊くだけ。とっても簡単、かつスピーディー。そのうえ、ビールも旨い！娘たちも「つくね、おいし～い」と満足の様子。ときには、この手もありですね。

  July 15, 2010

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• 警察のお世話に

  16時すぎ、玄関のチャイムが鳴ります。直接バレエ教室に行くはずの大先生が、肩で息をして立っていました。「パパ～、バレエのバッグ、なくしちゃった！」学童クラブの中はもちろん、もう一度教室に戻って、ロッカーや机も探したのだそうです。「じゃあ、もう一回、一緒に探そう」仕事は中断。学童クラブでは館長先生、教室は担任の先生が一緒に探してくれました。でも、見つかりません。いろいろ詳しく聞くと、きょうは学校から各人が鉢植えを持ち帰ることになっていて、大荷物だったそう。大先生は、それに加えて、バレエのバッグも持ち、学童クラブに到着して、鉢植えを置き、気がついたら手ぶらになっていたとのことでした。シューズや衣装、パスネットなどが入っていました。誰かがバレエ教室に届けてくれた可能性も考え、教室にも行きましたが、見つかりません。最後は大先生と交番に行き、紛失届の手続きをしました。お巡りさんと交番で話をするのは、大先生は初めての体験。ポスターやいろいろな道具に目を奪われ、興奮気味でした。  大先生はバレエをお休みすることに。そのままふたりで、若先生の迎えに行き、ピアノ教室へ連れて行きます。「せんせ～、５がつ１９にちは、あかちゃん、熱出ちゃったの？」「そうね、たしか5月に子どもの熱で1回お休みしたわね。ワカちゃん、日にちまで覚えているの？」その場で手帳を見てみると、確かに5月19日は水曜日でピアノの日。そして、先生の子どもが熱を出して、急きょレッスンが中止になっていました。過去の日付まで覚えていて、びっくりです。  さらに、帰りがけには、こんなやりとりも。「ワカちゃん、来週はお休みだから、再来週またレッスンしましょうね」「わかった。じゃあ、28日にね！」若先生は今日は14日で、お友達の誕生日であることは覚えています。ですが、2週間先の今日が28日ということが、どうしてわかったのでしょうか。どうも、頭の中にカレンダーが入っているのではないかと、私はにらんでいます。さすがに、14＋7＋7や14＋7×2といった計算を、瞬時に頭の中でしたわけではないはずです。それにしても、誕生日が動機付けとなった、カレンダーに対する並々ならぬ関心には、本当にびっくりさせられます。これをきっかけに、算数や数学の面白さに目覚めてくれるといいのですが。 

  July 14, 2010

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• 三本の矢

  今日の夕飯はカレーライス。娘たちが調理をする私をカウンター越しに見ています。「パパ～、それいま食べてもいい？」と、若先生。日曜日の余りもののポテトフライとシュウマイに狙いをつけました。「いいよ。でも、すぐにご飯だから食べ過ぎないでね」一方、大先生はと言うと、「パパ～、それ私が切ってもいい？」人参のカットを手伝ってくれます。「助かるなあ。ありがとう。でも、手を切らないよう、気をつけてね」ほどなくして、極端に小さく、丁寧にカットされた人参が完成。おかげで煮込む時間を、いつもより短縮できました。あっという間に夕食です。作っている間は、3人でカウンターの周りに密集。食べている間も、3人でテーブルの一角に密集。入浴後、就寝するときも、3人で1.5枚の敷布団に密集。今夜は、いつにもまして、肩寄せ合って過ごしました。

  July 13, 2010

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• 大事の取りすぎ

  明け方、若先生生が咳き込んでいます。熱は36度4分と平熱ですが、喉が苦しそう。加えて、緑色の鼻水が何度も出ています。大先生が先週風邪で学校を休んだので、感染したのでしょう。大事を取って保育園を休ませ、小児科に連れて行きました。  薬を飲んだら、風邪気味だし、きっと長時間寝てくれるだろう。その間に、できるだけ仕事を済ませられそうだ。  そんな私の目論見は完全に打ち砕かれました。極めて元気な若先生。「おもちゃのちゃっちゃっちゃ～♪　おもちゃのちゃちゃちゃ♪　ちゃちゃちゃ　おもちゃのお～　それっ　ちゃっちゃっちゃあああ～～♪」高歌放吟！「きゃはははは～！　風船こっちに投げて～！　きゃっきゃっきゃああ～」居間中を叫び声を上げながら全力疾走！静かにしていると思ったら、洗面所のシンクに水を張って、水遊び。さらに、玄関では運動靴に靴墨をつけようとしていました。靴に墨がつく直前に、間一髪で捕獲。朝から晩までマンツーマン・ディフェンスで振り回されました。 「パパ、14日の水曜日は、絶対に保育園に行くからね」「14日に何かあるの？」「あきひこ君のたんじょ～び」風邪ということなら、13日までは園を休んだり、自分だけプールやシャワーに入れなくてもいいのだそうです。でも、何があっても、とにかく14日は保育園に行きたいと、強く訴えていました。お友達のお誕生日はビッグイベントなんですね。  あまりにやることがないので、若先生の友達の誕生日に対する執念を活用して、算数の勉強を実施。「今日は何日？」「12にち」「1日たつと、何日になる？」「13にちの火曜日」「じゃあ、もう1日たつと？」「14かの水曜日」「じゃあ、きょうの12日から2日たつと、何日？」「14か！」「正解！　それじゃあ、12たす2は？」「わかんない～い」やはり二桁の足し算はまだ無理でした。少し背伸びをさせすぎました。

  July 12, 2010

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• ゾンビ

  昨晩は、大先生の保育園時代のお友達のパパのライブ。娘たちに夕飯を食べさせ、ということは、もちろん私も食事と晩酌を済ませて、駆けつけました。その時点ですでに、ワインをボトル半分、ビールを2缶空けています。ライブの会場はバー。美味しいウイスキーがたくさん陳列され、私に手招きをしています。楽しい音楽、ノリのいい飲み仲間。結果、予想通り、飲みすぎました。  朝はプリキュアを放映しているころに、ようやく頭の中の霞が消えつつありましたが、昼過ぎまでゾンビに。いろいろなアポイントをすっかり忘れ、関係者にご迷惑をおかけしました。飲むなら飲まれるな。心して酒と向かい合うことにします。

  July 11, 2010

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• もしもピアノが♪

  今月から大先生もピアノを習い始めました。姉妹で習うからには、そろそろピアノを買おう。でも、電子ピアノがいいのか、アップライトがいいのか。近所の騒音対策を考えると、電子ピアノで音量が調節できたほうがいい。ただし、発表会の直前の練習や、手触りとやる気を高めるには、本格的なピアノにしたほうがいい。周囲の方にいろいろ取材をしたのですが、まだ決めかねています。心はアップライト、または奥行きハーフサイズのアップライトに傾きつつあります。もし、ピアノを買ったら、私も習おうか（または独習しようか）とも思っています。 ピアノに詳しい方がいらしたら、お勧めをぜひ教えてください。

  July 10, 2010

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• 後の祭りと祭りの後

  きょうは若先生の保育園の夏祭り。それなのに、緊急な打ち合わせがその直前に入ってしまいました。夏祭りは17時から、打ち合わせは15時から。妻が早退してくれ、ふたりの娘たちのケアを担当。大先生は回復具合が良好のため、2時間程度、夏祭りに参加してもらうことにしました。   私の打ち合わせはとても長引いてしまい、到着したときには、若先生の保育園最後の夏祭りが終わっていました。一生懸命急いだのですが、後悔しても後の祭り。「ワカちゃん、ごめんね。ワカちゃんの踊り、見たかったな」「パパ、この後、みんなでご飯食べにいこ～」保育園の父母の有志で、祭りの打ち上げが予定されていて、若先生はそれをとても楽しみにしていました。大先生には無理をさせられないので、妻と留守番。私と若先生が宴に参加。お友達数人と、お友達のパパやママたち、そして小さな弟や妹たちと遊べて、若先生はとても楽しんでいました。私も楽しいお酒を飲めて、大満足。帰りは電車に乗らず、ひと駅分をみんなで歩いて帰宅。若先生とふたり、ずっと手をつないで、夜道を歩きました。たまには、二人きりのこうした時間もいいものですね。

  July 9, 2010

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• 開店休業

  「体がだるい！　暑い！」明け方の3時過ぎ、大先生が目を覚まし、妻に訴えていました。熱を測ると38度9分。今日の学校、お休み決定。私の仕事も開店休業、決定。まず、朝イチで病院へ。診断は風邪で、金曜日までお休みを宣告されました。  「トイレ、一人で行けないから、抱っこで連れてって」「少しお腹がすいてきたから、リンゴむいて」「お昼は冷たいソーメンがいい」「吐きたくなったときのために、ビニール袋をちょうだい」いろいろなリクエストができるということは、体はまだつらそうですが、回復基調にあるということでしょう。布団や洗濯物を干したりしつつ、最近温めていた企画の原稿を1本、書くことにします。 添え物のイラストも描いて、できあがったものを属しているSNSで試しにアップ。反響がとても気になります。 

  July 8, 2010

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• 星に願いを

  七夕の短冊。娘たちは学校や近くのスーパー、児童館や保育園などいろいろなところで、願い事を書いています。「DSを買ってもらえますように」大先生が児童館の短冊に書いた願い事です。「残念！　その願いだけは、叶わないと思うよ」大先生は、妻と私がゲーム嫌いなのをよく知っていますので、やはりそうか、という表情でした。「パパ、うちでも短冊に願い事を書こうよ。今日中に書けば、七夕に間に合うよ」ということで、願い事を書きました。「かぞくみんなが　まいにち　えがおで　たのしく　すごせますように」それを見た、大先生が一言。「大人はみんな、まったく同じことを書くんだね。児童館でも同じ願い事があったよ」「きっととても大事なことだから、みんな同じになるのかもしれないね」大先生は、観察力が鋭くなってきました。

  July 7, 2010

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• Another Early Bird

  朝5時。目を覚まして、2階の仕事場に向かいます。すると、ピッタリ30分後、目覚ましがけたたましく鳴りました。「パパ～、おはよ～」大先生、お目覚め。ところが、もうひとつの声がします。「パパ～、おしっこ！　抱っこで連れてって～」なんと若先生も、お目覚め。姉妹になったのをいいことに、ふたりで遊んでいてもらいました。  ところが、これが裏目に。些細なことで大ゲンカ勃発。「いい加減にしなさい！　特にダイちゃんは、妹の嫌がることをわざとしないで！」「だって、ちょっと見せてもらっただけだよ」「ワカちゃんは、とられたって、泣いていたでしょ」朝から雷を落としました。大先生が目に涙をため始めたので、今朝は仕事をあきらめ、特別におしゃべりのお相手を勤めます。さらに、一緒にNHKの子供番組でも見ようと、TVをつけると、ちょうどラジオ体操をやっていました。「ラジオ体操、できる？」「うん、学校でやってるから、できるよ」「いっしょにやろうか」「やろう、やろう」若先生は興味がない様子で、居間でごろごろ。大先生と私はTVに向かって、親子でラジオ体操。手もピシッと伸びているし、背筋もまっすぐです。きちんと体操ができるようになっていて、びっくりしました。   それにしても、何が楽しくて、朝から元気いっぱいでラジオ体操をしているのでしょう。変な親子ですね。 

  July 6, 2010

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