3人逮捕と、ハリケーン被害での病院の安楽死疑惑
2006.07.18
Web posted at: 21:07 JST
‐ CNN
ニューオーリンズ(CNN) 米南部諸州を昨年8月下旬に襲った大型ハリケーン「カトリーナ」の被害で、ニューオーリンズの病院で患者45人の遺体が住民の避難命令後に発見された問題を調べていた捜査当局筋は18日、3人を17日夜に逮捕したことを明らかにした。ルイジアナ州の検察当局が同日、会見し、容疑罪名などの詳細を明らかにする見込み。
同事件では、病院内の食料が払底、停電にも襲われていたことから、病院当局が「安楽死」に訴えたとの疑問が浮上、検察が調べていた。CNNは昨年10月、病院スタッフが当時、安楽死の是非を議論していた、との事実をつかみ、報道していた。
安楽死の処置に反対していた契約制の医者はCNNに対し、「別の医者が処置には喜んで応じる、と話していた」などと証言。病院の責任者が安楽死の実行に同意していたことを示唆した、ともしていた。また、異なる医者が手に多数の注射器を抱えていた場面にも遭遇したが、安楽死の実行場面は目撃しなかったと述べていた。
州の検察当局は、病院責任者が事情聴取などに非協力な姿勢を見せた後、同病院のスタッフ、医者ら約73人を召喚し、捜査を開始。死亡した患者の検体を専門機関に送り、致死性の物質などの検出を依頼していた。
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Last updated
2006.07.19 05:57:36
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