マガモの大量死、原因はカビ 米アイダホ州
2006.12.15
Web posted at: 21:24 JST
- CNN/REUTERS
アイダホ州サーモン──米アイダホ州で今月上旬、約2000羽のマガモが大量死した件で、米地質調査所(USGS)の国立野生生物保健センター(NWHC)は14日、死因は鳥インフルエンザではなく、エサに含まれるカビによる、アスペルギルス症だったと発表した。
マガモが大量死したことで、高病原性の鳥インフルエンザH5N1型ウイルスの感染拡大が懸念されていた。
大量死が見つかったのは、アイダホ州ボイジーの南東約240キロの農業地域。廃棄された穀物や牧草をエサとしていたが、しばらく続いた悪天候のため、エサにカビが繁殖したため、このカビが原因で、アスペルギルス症になったと見られる。
アスペルギルス症は、アスペルギルス属の真菌(カビ)によって、肺に起きる感染症。咳や発熱、呼吸困難などを伴う。
人間も感染するため、当局はハンターらに対し、この地域の水鳥を食べないよう、呼び掛けている。
サン・ブレス