恋敵に暴行で逮捕のNASA飛行士、殺人未遂容疑も
2007.02.07
Web posted at: 15:19 JST
- CNN
フロリダ州オーランド(CNN) 恋敵の誘拐未遂容疑で逮捕された米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士リサ・マリー・ノワック容疑者(43)に対し、フロリダ州オーランドの警察は6日、殺人未遂も容疑に含めて立件する方針を明らかにした。一方、ノワック容疑者の弁護士は、殺人未遂容疑になる理由が見あたらないとして、反発している。
この結果、保釈金の額は殺人容疑未遂の1万ドル(約120万円)が追加となり、すでに設定された誘拐未遂、暴行、車両窃盗の容疑における1万5500ドル(約186万円)と合わせて、計2万5500ドル(約310万円)となった。また、保釈時には容疑者の現在位置を知らせる全地球測位システム(GPS)装置の着用も命じられた。
ノワック容疑者は昨年7月に、NASAのスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した宇宙飛行士で、米海軍中佐。同容疑者と被害者のコリーン・シップマン空軍中佐(30)は2人とも、NASAの飛行士ウィリアム・オーフェリン海軍中佐(41)と、親密な関係にあったと話している。
事件は今月5日早朝、フロリダ州オーランド国際空港の駐車場で発生した。テキサス州ヒューストンから空路でオーランドに到着したシップマンさんを、ヒューストンから車で先回りしたノワック容疑者が待ち伏せ、変装して襲ったという。
シップマンさんは、フロリダ州ケネディ宇宙センター近くにある、パトリック空軍基地の第45打ち上げ支援戦隊に所属するエンジニアで、約2カ月前からノワック容疑者にストーキングされていたと主張。容疑者の保釈時には、シップマンさんの住居と職場があるブリバード郡へ近づけないよう、同郡への立ち入り禁止命令を求め、訴えを起こしている。
ノワック容疑者は結婚しており、3人の子どもがある。1996年に宇宙飛行士に選抜され、昨年7月の搭乗が初の宇宙飛行だった。オーフェリン飛行士との関係については、「同僚以上、恋人未満」だと話している。
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