高速鉄道網の建設発表、日本のODA受け ベトナム
2007.02.06
Web posted at: 20:03 JST
- CNN/REUTERS
ハノイ――ベトナム政府は5日、首都ハノイと南部の中心都市ホーチミンの約1630キロを結ぶ高速鉄道網を建設する、と発表した。ロイター通信によると、政府のウェブサイトで明らかにした。
完成すれば、現在の所要時間の30時間以上を10時間弱に短縮するという。国営メディアによると、最大時速350キロも可能としている。
グエン・タン・ズン首相が国営のベトナム鉄道当局による投資を認め、政府開発援助(ODA)を供与する日本と計画を詰めるよう指示した。推定の工費は約330億ドルで、約7割を日本のODAに頼り、残り分はベトナム鉄道当局が融資などで賄う。
建設の開始時期は不明だが、完工まで6年かかると見ている。1435ミリメートルの広軌鉄道方式を採用する。