米大統領、中国主席に支援申し出 被災地では救助活動続く
捜索救助隊の前で泣く女性=13日、四川省綿陽市(CNN) ブッシュ米大統領は13日午前、中国の胡錦濤国家主席に対し、四川省大地震の犠牲者に対する哀悼の意を伝え、あらためて支援の意向を表明した。ペリーノ大統領報道官が明らかにした。
米国際開発庁(USAID)の関係者によると、中国は米国から50万ドルの支援を受け入れた。支援は国際赤十字(IRC)に渡される。米国は追加支援を実施する用意があるものの、中国からの要請は今のところない。
中国国営の新華社通信は、最新の死者数を1万2100人、負傷者数を2万6000人、行方不明者を7800人、がれきの下敷きになっている人々を9400人以上と伝えた。震源地に近く、被害状況が最も深刻なウェン川=ウェンはさんずいに文=県では救助活動が続けられており、少なくとも500人の遺体が収容されたものの、豪雨や余震で作業は難航している。ウェン川の住民1万2000人のうち、生き残ったのは3000人前後との見方もある。
中国の温家宝首相は被災者1万人以上が収容されている綿陽市のスポーツ施設を視察し、食糧配給を急ぐよう当局者に指示。生徒100人以上ががれきの下敷きになっているシーファンの学校では、捜索救助活動に最善を尽くすと言明した。
震源地に近い臥龍特別行政区や、省都・成都市内のジャイアントパンダ保護研究施設のパンダ200頭近くは、無事が確認された。ただ、えさとなる笹の今後の調達について不安を指摘する声もある。
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