グルジア人警官が死亡、検問所近くで撃たれるとロ軍を非難
ロシア軍が侵攻、武力衝突が起きたグルジア情勢で、同国内務省は10日、南オセチア自治州南部近くのグルジア領内にロシア軍が設けた検問所周辺でグルジア警官1人が発砲を受け、死亡したと述べた。検問所の方角から撃たれたとロシア軍を非難、両国が合意した先月の停戦合意後、初の軍事的な犠牲者と主張している。
銃撃の現場は、ロシア軍検問所から南へ数百メートル離れた地点。軍事衝突後、ロシアが和平維持軍の名目で同自治州に接するグルジア領内に設けた緩衝地帯の中にある検問所とみられる。
警官は頭部とのど部分を撃ち抜かれ、搬送の病院で死亡した。
グルジア内務省当局者によると、10日の銃撃事件についてロシア側は自らの責任を否定、南オセチア自治州の住民の関与を示唆したという。事件の真相解明でグルジアはロシアに同検問所周辺の立ち入り調査を求めたが、拒否されたという。
グルジア軍は8月初旬、同国からの分離、ロシア領北オセチア自治共和国への併合を求めるオセチア自治州の勢力掃討のため軍が進攻、ロシア軍がこれを受けて空爆など軍事介入していた。
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