ダマスカスで数万人規模の反米デモ、シリアへの越境攻撃で
ダマスカス――米軍によるイラクからシリアへの越境攻撃に反発する数万人規模の反米デモが30日、首都ダマスカスなどで起き、米国大使館は不測の事態を恐れ、閉館した。官製デモとみられる。シリア政府は侵略行為と非難する攻撃で米国に公式謝罪を求め、国連安保理にも再発防止と攻撃参加者の処罰を求める書簡を送付した。
大使館周辺には警備の警官数百人が配置され、デモによる混乱は起きていない模様。米国務省の報道官は、シリア政府が米国に対し、ダマスカスにある米文化センターの即時閉館、米国人学校の11月6日までの閉校を求めてきたことを明らかにした。
米政府高官は越境攻撃について、イラク内での攻撃を謀議していた国際テロ組織アルカイダ系の戦闘員の抹殺を図ったと主張。シリア側は、戦闘員を標的にした攻撃であることを否定し、家屋が破壊され、女性ら8人が死亡したと反論している。
米政府は外国人戦闘員がシリア経由でイラクに侵入、武装勢力に加担しているとしてシリア政府に対策を再三求めていた。シリア政府は出来る限りの措置は講じていると主張している。
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