初の容疑者を逮捕、実行犯にSIM提供 ムンバイ同時テロ
コルカタ――インド西部の商業都市ムンバイで11月26日起きた同時多発テロで、治安当局者は6日、事件に関連し容疑者2人を同日夜に逮捕したと発表した。容疑者の拘束は初めてとみられる。AP通信が報じた。
2人は、実行犯10人に国内数カ所で、携帯電話の電話番号などを記録するSIM(シム)カードを購入し、犯人グループに提供したとみられる。SIMカードは携帯電話内部に取り付けて使い、電話本体を変更する場合はこのカードを入れ替えることで、通信のために必要な情報をそのまま移すことができる。犯人らは捜査当局による追跡を妨害するためにSIMカードを利用したともみられる。
2人は西ベンガル州と、パキスタンと領有権を争うカシミール地方のインド側の出身者。カシミール出身者は警官との情報がある。
インド政府は今回のテロで、パキスタンに拠点があるイスラム過激派「ラシュカレトイバ」の犯行と主張している。アルカイダとの共闘も指摘される同組織は以前、カシミールのパキスタン支配地からインドへ攻撃を仕掛けていた。
ムンバイのテロは10カ所で発生、死亡者は170人以上、負傷者は数百人となっている。実行犯では、モハメド・アジマル・カセブ容疑者が唯一拘束されている。
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