就任直後の麻薬組織対策責任者を拉致し拷問、殺害 メキシコ
メキシコ市(CNN) メキシコ南東部、キンタナロー州の検察当局者は4日、観光リゾート地カンクンを含む地域の麻薬密輸組織対策当局の責任者に二十数時間前に就任したばかりの退役将軍(63)が拉致されて拷問を受け、射殺されたと述べた。
麻薬カルテルの犯行とみられる。共に誘拐された護衛官、運転手の射殺体も見付かった。カンクン郊外の路上に放置した車両の中で3日発見された将軍の遺体は手を縛られ、やけど、手首骨折など残虐な拷問の跡があった。計11発撃ち込まれていたという。
将軍は陸軍大将として今年1月、退役。カンクンを含むベニトフアレス地区の行政長の顧問に就任していた。3人は、将軍が顧問に就いた2日夜に拉致されていた。
メキシコで麻薬カルテル掃討は、カルデロン大統領の緊急な内政課題の一つ。大統領は軍兵士を投入して対策に当たっているが、麻薬組織による治安当局者への報復攻撃も絶えない。「内戦状態」との見方もある。
メキシコ連邦検察庁によると、麻薬組織など絡んだ凶悪犯罪による死亡者は昨年約5400人で、2007年の倍以上となった。
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