ノースウエスト航空にピーナツ問題浮上、デルタと合併で
機内でのピーナツ配布が問題になったノースウエスト航空アトランタ(CNN) 米ノースウエスト航空が機内での軽食用にピーナツを配り始めたことに対し、アレルギーを持つ乗客から抗議の声が出ている。
ノースウエスト航空は4カ月前にデルタ航空と合併し、2月1日からデルタにならい、機内でピーナツを配るようになった。デルタの本社があるジョージア州は米国最大のピーナツ産地で、サルモネラ菌による食中毒が問題になったピーナツ・コーポレーション・オブ・アメリカの工場も同州にある。
しかしノースウエスト航空の本社があるミネソタ州ミネアポリスでは、地元紙スター・トリビューンでこの話が紹介されると読者から批判が噴出。「妻はアレルギーがひどく、隣で誰かがピーナツを食べればそのにおいだけでアレルギー反応が起きる」「ノースウエストは乗客のことやピーナツアレルギーの実態が分かっていない。なぜプレッツェルではだめなのか」などの声が寄せられた。
これに対しデルタ航空は、要望があればピーナツアレルギーを持つ乗客のために「緩衝地帯」を設けると説明。同航空のウェブサイトによれば、アレルギーを持つ客の前後3列を緩衝地帯とし、この地帯の乗客にはピーナツ以外のスナックを配るよう、乗務員に指示するという。
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