英リアリティー番組出演女性、末期がん診断受け結婚
グッディさん（左）とトゥイードさん。結婚式前日の２１日に撮影ロンドン（ＣＮＮ） 英国で放送されたリアリティー番組「ビッグ・ブラザー」に出演していたジェイド・グッディさん（２７）が、先週医師から末期がんと診断され、２２日にエセックス州ハットフィールドヒースで交際相手の男性と結婚した。同国の各メディアが伝えた。
グッディさんの広報担当者によると、グッディさんと新郎ジャック・トゥイードさん（２１）の結婚式は「涙とほほ笑み、笑い声」にあふれ、婚姻届への署名が終わると、出席者らは立ち上がって２人に拍手を送ったという。
グッディさんは２００２年に「ビッグ・ブラザー」に初登場し、グッズの発売やテレビ番組の司会で一躍有名人になった。しかし０７年放送の有名人版「ビッグ・ブラザー」で、共演者のインド人女優シルパ・シェティさんに対する人種差別的な言動が批判を浴び、４万件余りの抗議が殺到。抗議活動はシェティさんの出身国インドにも飛び火した。
グッディさんは０８年８月、インド版「ビッグ・ブラザー」に出演したが、英国に帰国直後に子宮頸がんが発見された。メディアはグッディさんの取材権獲得に奔走し、がん関連機関には子宮頸がんについて知りたいという問い合わせが増えた。
グッディさんは取材権料を手にしたことで批判されたものの、英メディアに対し、以前交際していた男性との間に生まれた５歳と４歳の息子たちが経済的に困らないようにしたいと語った。グッディさんの広報担当者がＩＴＮに述べたところによると、これまで教育を受けてこなかったグッディさんは、収入の大半を息子たちの教育費に充てる考えだという。
シェティさんは地元インドでの映画撮影のため結婚式に出席できなかったものの、グッディさんのために祈りたいと先週コメントした。
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