子供のHIV感染が激増、3年で2000%増 インド
ニューデリー(CNN) インド国内における子供のエイズウイルス(HIV)が激増し、過去3年間で2000%増となっていると、同国保健省が29日、発表した。感染者数の増加は、検査機関の増設と検査機会が増えた結果によるものと見られる。
保健省によると2006年11月時点で、HIVに感染した子供は2253人だったが、2009年5月には5万2973人となった。
インド国内には現在、HIV感染者ならびにエイズ患者の治療施設が217カ所あり、検査や相談できる場所が5155カ所となっている。
インドのHIV感染者は現在75万8698人で、エイズ患者は23万2908人。エイズ患者には1万4474人の子供が含まれている。
昨年は約400万人の妊婦のうち、検診で1万9986人がHIV陽性反応だった。このうち、胎児への感染を防ぐ治療を受けたのは1万179人だった。
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