米国防総省職員にハッキング研修 不正侵入のノウハウ学ぶ
ワシントン(CNN) 米国防総省が、同省のコンピューターネットワークに不正侵入する研修を職員に受けさせている。「ハッキングすることを学ぶのではなく、ネットワークを攻撃から守ることを学ぶ」(広報)狙いがあるという。
研修は同省と契約したコンサルティング会社のECカウンシルが担当。「倫理的ハッカー認定講座」を同省のコンピューターセキュリティー担当職員に受講させ、修了者には資格証明書を発行する。
政府の報告によると、同省のコンピューターは2009年上半期だけで約4万5000回の攻撃を受けた。同年1年間に受けた攻撃は前年比60%増になると推定。セキュリティ対策に約1億ドルの予算を費やしている。
講座では、実際に使われているツールや手口でネットワークに不正侵入する方法を会得する。攻撃がどのような弱点を突いて行われるのかを学ぶことにより、その知識と技術をネットワークの弱点解消とセキュリティー強化に役立ててもらう狙い。
国防総省はこれまでにも必要に応じてこうした研修を実施してきたが、現在ではすべての関連機関や部局でセキュリティー担当者に研修の機会を与えることを義務付けている。
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