遺体搬送中の霊柩車、駐車違反のためけん引で移動 NY
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク市警が8日、西14番街にある葬儀施設の外に停められていた遺体搬送中の霊柩(れいきゅう)車を、駐車違反のためけん引で移動していたことが12日までに明らかになった。
葬儀社の関係者が米紙ニューヨーク・デイリー・ニュースに語ったところによると、関係者は葬儀施設に書類を取りに行き、電話に出ていたが、戻ってみたところ霊柩車が白い箱入りの遺体を載せたまま姿を消していたため、パニック状態になったという。
約1時間半後、霊柩車は廃車場で無事発見された。警察はけん引費用185ドル(約1万7000円)の請求を取り下げたうえで、関係者に霊柩車を引き渡した。
霊柩車には表示がなく、8日午前9時22分に駐車違反の切符が切られてから3時間後にけん引された。警察は、遺体を載せた霊柩車が3時間も無人で放置されていたことに首をかしげている。
ニューヨーク州の葬儀社団体の関係者は、同州で霊柩車の表示が義務付けられていないと指摘。別の業界関係者は、ミニバンやスポーツ用多目的車(SUV)が遺体搬送に使われることも度々あるとしている。
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Last updated
2010.03.15 17:54:19
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