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自分はけっこう強い奴だ、となんとなく思っていたけど、
まったくそんなことないよね、不安だって好き嫌いだって弱いことだってたくさんあるよね、 って最近は感じるようになりました。 できることが増えました。 できないことが増えました。 たくさん大事なことを覚えていて、 きっと同じくらいたくさん大切なことを忘れている。 毎夜をひとりで過ごすことが当然になって、 ようやく誰かの寂しさが理解できたような気がした。 わかったつもりでいたね。 わかろうとしていなかったかもしれない。 弱さ。甘さ。 そんな言葉でひとくくりにしていたと思う。 家に帰ればいつも誰かいたし、でかければ誰かしらの笑顔が私を迎えてくれた。 それがどれほど大切だったのか、今になって思うんだ。 家族にあいたい。 友人にあいたい。 誰かに、あいたい。 自分がこんなに誰かの気配を渇望する人間だと知らなかったよ。 こんなに夜が、寂しいものだと知らなかったよ。 テレパシーみたいに、びゅびゅっと気持ちが通じ合えたら。 どこでもドアみたいに、くぐれば行きたいところに行ける発明品があればいい。 ありのままの自分なんてやっぱり難しくて、 とりあえずやりたいようにしてみようとしてみたんだけど、 いつのまにか頭でっかちになって、あっちにこっちにふらふらしているのです。 ありのままってなんだ。こんな私じゃだめですか。 できることを探して、空回りしている私は格好悪いですか。 逆立ちしたってできないことを、やっぱりできないんだと知ることが増えてきたけど、 毎日自分を少しずつ知っていくようで、愛着がわいたりもするんです。 できることだってまだまだ探していけるし、きっとやりたいことだって見つかるはずだもの。 でも。 こんなに夜が、寂しいものだと知らなかったよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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