003513 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

プロ市猫の仲間たち

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

nyangito

nyangito

カレンダー

バックナンバー

2024.07
2024.06
2024.05
2024.04
2024.03

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

コメントに書き込みはありません。

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2020.04.11
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類

ご挨拶

 以下は、検閲により出版できなかった電子書籍『武漢コロナは存在しない』です。楽天ブログでも、規制が厳しく、禁止用語使用のため、何度も、アップロードができず、やむなく、X字にしたり、ローマ字、ひらがななど、工夫いたしましたが、前後の脈絡からお分りいただけると思います。動画サイトは、リンクを貼っておりませんが、題名をコピペすれば、ご覧になれます。ただし、伏字になっているところは、元の単語に直さないとご覧いただけないかもしれません。
 ナチスドイツを相手にレジスタンスをしていた人たちも、このように暗号を交えた通信文書を同志に渡していたのだなと思います。
 まさか自分が地下に潜って文章を書くようになったとは、びっくりです。作り変えて、動物文学とか、猫エッセイのところへ出そうと思いますが、緊急連絡事項ですので、このようなかたちを取りました。
 以下は、本の単なるコピペなので、出版取り消し決定を食らう前のものですので、表現の自由を謳歌していたり、今読むと、自分でも笑ってしまう場面がありますが、まあ、それは、楽屋ウケの笑いということで。
 

以下、本文!
いよいよ始まりにゃん!
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はじめに

 『武漢コロナは存在しない』に到達なさった貴方様に心からお礼を申し上げます。

 世の中で、これほどまでに騒がれている現象に対して、「ない」と言っているのですから、「こいつは、頭がおかしいのではないか」とか、「医者でもないのに、なんでそんなこと言えるのか」、はては「理由系でもないお前に何がわかる」と、批判なさる方もおいででしょう。

 まあ、そういう方は、そもそもこの本の題名をご覧になられても、一笑に付して、本をお手に取っていないし、「武漢コロナ」がないなどという可能性に考えが及ぶ余裕はないと思います。

 私には「プロ市民」ではなく「プロ市猫」という頼もしい仲間がいます。全員猫です。

 その洞察力、判断力といったら、私などとても足元にも及びません。

「なんだ、動物小説か」

「この忙しい時に、児童文学やってんじゃない」

 ここまで読んで、この先をお読みになることを辞める方が半分いらっしゃることは、十分に承知しております。ただし、この本は最初から順番に最後まで全部お読みになられた方だけがわかるように構成されております。

 目次だけ読んでも、わからないようになっています。動物文学とか、児童書、ペット系に分類されることもあるでしょう。それで結構です。

 それでは、プロ市猫の世界へどうぞ。

令和249

                  著者

 

目次

はじめに 2

目次 4

猫のご帰還 5

人間のお母さんからの通達 9

猫会議 12

Simフリー端末 21

四ツ谷の老舗 24

猫は情報強者 27

元気な人間のお母さん 30

動画情報 48

猫にもできること 81

八丈島の温泉 87

付録: 90

あとがき 92

著者紹介 106

丸子睦美(マリカ)の著作 107

猫のご帰還

 麗しのパラオで「おちごと」に勤しんでいた猫たちが、海流船長さんのお船で竹芝桟橋に戻って来た。

 東京で劇場や美術館に行ったり、そのあと、群馬県の温泉に入ってお花見をするためである。

 東京のお花見は、例年326日から45日だから、伊香保に行けば、これからだって楽しめる。

 北海道だと、421日から510日くらいなので、今から行ってもまだ咲いてない。

 人間のお母さんは、パラオから一時休暇で戻ってくるのは、一緒に台湾旅行へ行った常連猫たちだろうと思っていたら、それが大きな間違いだったことを知る。

 お玄関がピンポーンと鳴り、扉を開けると、苦笑しながら頭を掻く海流船長。

「こんにちは、人間のお母さん」

「あーら、海流船長さん、お久しぶりです。

うちの子たちがお世話になりまして」

「いえいえ、どうも。

みなさんを無事に、お連れしましたよ」

海流船長の後ろには、勢揃いした猫50匹!!!!

「ちわーっす!」

「こにゃにゃちは」

「にゃんともはじめましてにゃー」

「にゃん、にゃん、ゴロニャー」

な、な、なんじゃ、これは!

目を白黒させる人間のお母さん。

「お母さん、会いたかったにゃん」

と人間のお母さんの腕に飛び込んだのは、青い目のシャムトラのレニと、パンダ猫のマルレーネ。

「僕も会いたかったにゃん、人間のお母さん。

でも、寂しくなかったにゃん、だって、パラオ楽しかったから」

と擦り寄ってくる双子の白猫の男の子、カール。

「お母さん、パラオでの僕たちの活躍のご報告します」と端正なマスクのロマノフ貴公子猫セルゲイ。

王侯貴族の嗜みとしてフェンシングのエペをするため、背筋がすっと伸びている。

猫政党「飼い猫の生活が第一」書記長猫のナナが、

「無理よ、セルゲイ。

人間のお母さんは、今日と明日は、おんぶに、抱っこ、枕ちゃんごっこに、襟巻き猫さんごっこ、

難しい話なんか、全然理解できないわよ」と言うと、長老猫にゃんぐさんが、

「そのとおり。

人間のお母さんは、今は、お仕事のことで大変だから、難しいことは後にして、若い猫たちと遊ばせておいてやったほうがいいと、わしは思う」

とうなづいた。

「なんでも最近、いろんなイベントが軒並みキャンセル続きで、人間のお母さんは、サンバ隊の発注や、サンバ衣装のレンタルの注文がなくて、困ってるんじゃ。無理もないわな、イベントやパーティー、撮影会、キャバクラショーやパレードが自粛やキャンセルだったら、人間のお母さんは、お仕事がなくなってしまう。

ダンサーに稽古をさせていた5月の北海道のイベントもなくなってしまったし。

わしは、どうやってお母さんを助けたらいいか、考えよう」

律儀な長老猫にゃんぐさんである。

 

 パラオの造成地プロジェクト「ア・ラ・ガッタ」に助っ人で加わった新顔の猫たちも、今では、すっかり元からいた猫のようにリラックスしている。四ツ谷本塩町忍者屋敷のお庭は、猫だらけ。

 四ツ谷本塩町は、江戸城に勤務していた伊賀忍者と甲賀忍者の居住区である。服部半蔵の屋敷があったところは、今でも砦のようになっているのがわかり、想像力を働かせると、当時の忍者社会のことが思い描ける。半蔵たちのいた本塩町は、旗本武士居住区、階段を降りると、下級武士、足軽侍クラスの3K忍者居住区だ。

 新顔猫たちは、外濠通り、靖国通り、三栄通りに挟まれた地帯を、散策しては、

「オナガドリ、メジロ、ツバメ、スズメを確認」、

「蜂が4種類いる」とか

「椿、ムクゲ、カイドウ桜、梅、連翹、棕櫚竹、竹、紫陽花、アロエ、アゼリア、ツツジ、エンジェルトランペット、夾竹桃などが、直植えされている」とか

「犬を飼っている家が多い」、

「地域猫がいる」、

「このエリアだけで動物病院が3軒もある」

など、猫らしい観察眼を持って、眺めている。

 駅の近くと違って、ここは忍者地区だったから、地区全体が、要塞のようになっていて、よそ者が入ってこられないような造りなので、東京の人でも、この地域のことを知らない人が多い。まして、この付近にあった忍者の地下豪のことは、ほとんど知られていない。

 事実、三栄町側から入ろうとすると、どうやっても入れないようになっている。崖などを使って、忍者地区はさりげなく守られているのだ。

 

人間のお母さんからの通達

 猫たちがパラオから戻って来て1日経った日のこと。人間のお母さんは、猫全員を庭に集合させた。

「みんな、集まったかな。

聞いてちょうだい。

お心の弱い猫ちゃんたち、泣いてはダメよ」

「なんで、そんなこと言うにゃんか」

「そんなに悲しいお話しにゃんか」

レニちゃんやマルレーネちゃんは、すでに目に涙を浮かべている。

「これだから、女子供は手がかかる。

おいらのように、中野スパイ学校のジンバブエ政府国軍分校で訓練を受けた猫は、ちょっとやそっとのことには動じないようになってる」

と威張る黒猫のムガベ。

「明日から、みんなのお食事は、安いカリカリを中心に、缶詰も、黒缶や前浜を出すことにします」

申し訳なさそうに話す人間のお母さん。

「ごめんね、ごめんね」

と言いながら、小さな白猫の双子猫カール大帝と、ブリュンヒルデを膝に乗せて撫でている。

「えっ、なんでにゃん。

もう、銀のスプーン三つ星グルメフレークや、一本カツオや一本ささみは、もらえないにゃんか」

と目と目の間が離れたキジトラのまこと。

「お母さんね、お仕事が来ないの。

みんなのご飯を切り詰めないといけないの。

武漢肺炎騒ぎで、ダンス・ショーのお仕事がないの。それまでは、サンバ衣装のレンタルの注文があったけれど、パーティーやイベントが自粛されているから、誰もサンバ衣装を借りてくれないの。

お母さんのお仕事は、世の中を楽しくするのが目的だから、世の中が楽しいことや素敵なことを無駄と考えて排除していくと、一番最初になくなってしまうのが、ダンスショーやサンバレンタル衣装なの」

 今まで当たり前においしいものをたくさんもらっていた猫たちは、動揺してしまった。

お祭りのパレードでもあれば、一度に何組もの羽根のサンバ衣装をレンタルできる。キャバクラなら、1ヶ月単位で借りてくれる。大安吉日なら、全国数カ所のホテルの結婚式場で披露宴のためにサンバ衣装の貸し出しがあるから、

「お色のご希望、第一希望から第三希望までお聞かせ下さい」なんて高飛車な質問をしていたのに、今は、パーティーのアトラクションがないというか、パーティーそのものがない。

 人間のお母さんは、急に増えた新顔の猫たちを見て、この50匹をどうやって養って行ったらいいのか、途方にくれるのだった。

 多少ルックスに問題ある子もいたけれど、ともかく猫は、皆、可愛い。顔の可愛さで、猫に勝る動物は、オコジョやレッサーパンダくらいだろうか。オコジョやレッサーパンダは、都内で普通に飼える代物ではないから、そうすると、やはり、猫が一番ということになる。猫仲間が増えて、生活が一気に愉快になった。この可愛い猫たちのためには、どんなことだってできる。

 ともかく、クルマを売った。買った値段の3分の2しか戻らなかったけれど、それでも、これで猫たちの食費をどうにか賄える。

 月に1日、多くて2日しか乗らなかったのだから、クルマを持っているだけ無駄。日帰り温泉で山へ行くのなら、レンタカーで十分だ。

 人間のお母さんの心配も知らないで人間のお母さんにスリスリしながら甘えて来る猫たちに、思わず撫で撫でしてしまうお母さんであった。

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.04.17 22:51:50
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X