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チラシの裏の幻視録

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2008年06月25日
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こんばんは。

朝日新聞 会社案内 論説委員室


> 〈素粒子〉 夕刊一面の、これも売り物コラムです。日々の
> ニュースを「寸鉄人を刺す」の意気込みで切ってみせます。
> 14行と短いだけに、加藤明は早朝から新鮮な素材を探し出そ
> うと新聞の隅々に目を通し、執筆に頭を悩ませています。




 頭を悩ませた結果がこれ。

> 永世死刑執行人 鳩山法相。
> 「自信と責任」に胸を張り、2ヶ月間隔でゴーサインを出して
> 新記録達成。またの名、死に神。


 「死に神」はないなぁ・・・

 「表現の自由」の元に、何を書いても許されると思っているのでありましょうか。
 しかしながら、これは少々暴走し過ぎです。
 ゴシップ紙や毎日新聞ではあるまいし、仮にも我国を代表する新聞の一つである朝日新聞社様が、こんな事を書いていては困ります。



 そして、さらに。

> 鳩山法相の件で千件越の抗議をいただく。「法相は職務を全
> うしてるだけ」「死に神とはふざけすぎ」との内容でした。
>
> 法相のご苦労や、被害者遺族の思いは十分認識しています。
> それでも、死刑執行の数の多さをチクリと刺したつもりです。
>
> 風刺コラムはつくづく難しいと思う。法相らを中傷する意図
> はまったくありません。表現の方法や技量をもっと磨かねば。



 加藤明さんは、もし、自分の家族が全員凶悪犯に殺されても、こんなことを言えるのでありましょうか。


 以前、報道に関するあるセミナーで同新聞社のT論説委員の講演を聴いたことがありますが、同じ調子でのらりくらりと「記事を書く者のせいじゃないんです。校正を責めてください。」と責任をかわす発言にムッとした覚えがあります。

 企業人として、我々とは感覚が大分違うのだなぁ・・・と思いました。

 「うちの○○がご迷惑をおかけして申し訳ございません。私の方で責任を持って対処させて頂きます。」とか、「上司の指示とは異なりますが、会議資料は当初予定通り当方で作らせて頂きますのでご心配なく。」とか、そういうのはマスコミにはないのでありましょうか。


 まるで他人事。






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最終更新日  2008年06月26日 00時58分51秒
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