厚生労働省は、日常生活で推奨される身体活動や
運動の目安などをまとめたガイドを作成しました。
厚生労働省の調査では、運動量が多い人は少ない
人と比べ、生活習慣病や死亡リスクが低いことが
報告されています。
上記との関連について、読売新聞の記事によると、
成人では、家事などを含めた身体活動を1日60分
以上、ウォーキングに換算すると1日約8000歩
以上を推奨する。このうち筋トレなど「息が弾み汗を
かく程度」の運動を週60分以上行う。その一方で、
高齢者の場合、身体活動は1日40分以上で(ウォー
キングで1日約6000歩以上を)推奨している。
達成できなくても、今より10分でも多く体を動かす
ことを心がけ、もし、体力が十分にあれば、成人と
同等レベルで行うことを目標にする、とのことです。
高齢者は、ラジオ体操、ヨガなども含め、体を動かす
ときには安全に配慮し転倒などに注意する。
筋トレは、腕立て伏せやスクワットでもいい。筋肉
は年齢に関係なく鍛えられ、糖尿病などの発症リスク
が低くなるほか、高齢者では筋力や骨密度が改善し転
倒や骨折のリスクが低減するとされる。
また、厚生労働省は、運動を取り入れる以外に、
座りっぱなしの時間を減らすことを推奨しています。
世界20カ国を対象に行われた調査では、座っている
時間の世界平均が5時間だったのに対し、日本は7時
間で、これは20カ国中、最も長いという結果でした。
座りっぱなしの時間が長いと死亡リスクも増加する
と、厚生労働省は警鐘を鳴らしています。