カテゴリ:中学受験関連
以前にも同じ題名で日記書いてました・・・
ただ、今日、あまりに対照的な二人の6年生母に会って、ああ、それぞれの道だなあと思ったもので。 関西では、中学入試がほぼ終って、私は、ちょっと前からリラックスモードに入っていることは、日記を読んでくださっている方には伝わっていることと思うのですが、実際、教え子以外の知り合いの結果が続々と伝わってくるのは、今頃なんですよね。。。 今日、テニスに行って、テニス仲間の御子さんの結果がわかって・・・ 今年また、たくさん6年生母がおられたんです。 何年も前から受験準備しておられた方は、みんな通っていましたね。 これから書こうと思う二人のママは6年生から受験体制に入った人です。 私は常々、受験準備には2年で十分だと思っていて、実際今年の教え子のほとんどが5年生から塾通いを始めた子達なんですね。 受験がうまく行かなかった子もじつは二人居るのですが、そのうちの一人は2年は逆に長すぎたケースでした。 六年の秋ごろにピークが来てしまい、冬に油断して、結果、4点差で落ちたという・・・ 一方で、個別で預かった子は1年で志望校に合格しましたし、実際1年でもすごい高望み(灘とか・・・)をしない限り、なんとかしようがあるのです。 話をテニス仲間の二人に戻しますが、二人とも共通して、準備には遅すぎたかも、という気持ちは持っておられたようでした。 仮に一人をAさんとして、そのAさんは、実は、うちの塾の近所の教室を私が紹介した形でお預かりしていたんですが、結果ダメでした。 もう・・・申し訳ない思いでいっぱいで・・・ 最初、私が教えればよかった・・・と悔やんだのですが、どうも社会でダメだったらしく、それでは、私ではどうしようもなかったです。 やはり、4教科を1年で形にするのは、大変なんでしょう。 ただ、そのAさん、私に恨みをもってもしょうがないこの状況の中で、変わらぬ態度で接してくれています。 彼女のさっぱりしたキャラで、本当に私が救われました。 御子さんは公立に進学しますが、この1年の勉強が決して無駄でなかったと私は思うし、Aさん自身はすべてを前向きに捕らえておられるので、きっと大丈夫でしょう。 もう一人Bさん。今日久しぶりに会って、始めて結果も知ったのですが、 第一志望がダメで、第二志望校に進学されるとのこと。 私はどちらの学校も評判のいい学校だということを知っていましたので、その第二志望校でよかったね。と、お祝いの言葉をかけたのですが、Bさんは、泣き出しそうな顔をしています。 レッスン後、詳しく話を聞いてみると、第一志望への思いが親子ともに強く、実際その学校を3回受けて3回ともだめだったとか。 通うことにした第二志望校のことは、ほとんどよく知らないという状態でした。 1年しか準備期間を与えてやれなかった自分を責め、なによりも、中学受験に踏み切ったことさえ悔やんでいるようなことをおっしゃっていました。 私もBさんとは結構長い付き合いですが、確かに、中学受験には多少興味はあっても、それにまさか踏み切るとは、意外でしたから・・・ 事実、上の女の子は受験させていませんしね。今回、弟君を受験させるらしいと聞いたときはびっくりしましたから。 「あんな可哀想な目に合わせるのだったら、やめとけばよかった」 「本人がもっと早くから塾に行ってればよかったって、途中で何度も言ったんですよ。親が、その時期の判断を誤ったから申し訳なかった」 「しばらく立ち直れそうもない」 彼女の口から出るのは、自分を責める言葉・・・ そういう話を聞いてもらいたい、というのもあるのでしょう。 聞いて、彼女が立ち直れるのであれば、いくらでも聞きますが、その後悔の言葉は、ちょっと違うのではないかと、思い、少し話をしました。 まず、進学を決めた学校は、とてもいい評判の学校であること。 いくつか分かれたコースの一番下のレベルでしか願書を出さなかったので、その一番下のコースに行くことになっているらしいけれど、頑張るのはこれからだ、ということ。頑張り次第で、クラスの入れ替えはしょっちゅうあるはずだから、上を目指す、という目標ができたじゃない。 本当の勝負は、大学受験だということ。(本当は大学受験だって、ゴールではないと思うんだけどね) その学校の評判がなぜいいか、というと、頑張る子には、十分な体制で応えてくれるからなんだよ。 そして、進学実績をどんどん伸ばしている学校なんだよ。 彼女は少し落ち着いたようで、最初あったときの泣きそうな顔ではなくなったので、私もちょっと安心して、別れました。 そして、私自身、家で落ち着いて考えてみて、もう一つ、彼女にかけてあげる言葉があることに気がついたのです。 「お母さんが、ずっとそうやって、自分を責める姿が子供にとっては、きっと重荷になるはず。(Aさんのように)事実をすべて前向きに捉えていかないと、子供が次に進めないと思うよ。」って ()内のAさんのように、というのは実際は言えない言葉ですがね。 中学受験がすべてではないと思います。 落ちたらそりゃあショックですけど・・・成功するに越したことはないんでしょうけど。 中学受験で失敗しても、こうやってたくましく生きてる人間だっているしね。 中学受験の失敗が無ければ、今の私はいませんから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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