消費生活

昨日でお仕事終了でした。
２日前に送別会もしてもらったし、ここ２日間で色んな患者さんとお別れの挨拶をしたり。
11年も勤めたくせに、仕事が終わるまでは感慨深さもなく、ただ「もうすぐ終わりだなあ」って。
ちっとも涙しないし、ニコニコしてるから、同僚には「燃え尽きたんだね」と言われる始末。
ただ、５～10年のお付き合いになる患者さんに涙を流されたり、いつもはそんな事言わない人に丁寧にお礼を言われたりすると、ようやく別れを実感するように。
地下鉄に乗って、帰る段階になって、「ああ、もう患者さんたちに会えないんだなあ」とか「みんなと働けないんだなあ」とか、色んな思いが一気に出て来て困りました。
21時過ぎで暗くて人も少なかったし、外に出たら雨で傘を差したから、一目は気にせずに済んだけど、涙ボロボロ。
自宅では号泣。
泣きすぎて塩分が欲しくなり、仕事から帰って来た彼に、ラーメン屋へ連れて行ってもらいました。
有名なチェーン店で、そんなに美味しいわけじゃないんだけど、食べたら元気になりました。
2,000円支払ったお釣の金額が、私の生年月日だったりして、良いことありそうな気分になったし。
振り返れば、ひとり暮らしを始めたときもホームシックがほとんどなくて、今回と同じように一気に泣いて、いっぱい食べたらもう元気でした。
私の感情って、、、。

それにしても、人の人生がガラッと変わる一番辛い時から、それを乗り越えていく姿を、見守る位置にいられる看護師って、いい仕事だったんだなあと、今更実感しました。
なんとなく流れで選んだ職業だったけど、また生まれ変わっても看護師になりたいと、退職して初めて思いました。

　→　「消費生活・その２」