#18:決着、そして――
お父さん?本当にお父さんなの? 当たり前だろ?それ以外誰だと思っているんだ。まぁそう言われるのも無理は無いが…。で、そこで死んだ振りして体力温存している人。 うぐぅ!?お、俺ですか? ああ、お前だ。イリスと違って動けるだろ?だったら力を貸せ。 良いですけど俺、エネルギー無いから何も創り出せないぞ。はっきり言って足手まとい。それでもか。 お前にやって欲しい事は奴の気をそらし、集中を妨げて欲しい事だからな。問題はあるまい。 集中?…なるほどね。了解っと。確かに俺向きだな。だが斬艦刀が。 はい。 …用意が良い事、で! フハハハハハ!滅べ、滅んでしまえ!潰され、微塵になり、飲み込まれて仕舞え!ハハハハハハ …全く、こんな奴にイリスはやられレイは連れて行かれたのか。自分の思う通りにいかないと全てを否定し、破壊し無かった事にする。今日日の子供か、お前は。 だがな、それでも貴様のやった事は許せる範囲の事ではない。少なくとも俺の中ではな。だから―― 地面の中を伸びよ、斬艦刀!そして……はぁ!! !?床が崩れバランスが!クソ、これじゃあ集中が… 貴様の野望、全てを破壊する。そのまま、逝って来い!! ガッ。ブハッ!俺は、俺は――……バタリ …ふぅ。少しは気が晴れたかな。 お父さん!(飛び おっと、大丈夫だったか?レイ。済まないな。目が覚めるの遅くなって。 ううん、気にしないよ。だって来てくれたんだもん。ありがと、お父さん。 いえいえ。…イリス、さっきも言ったがホント約束を護ってくれてありがとな。 いや、私は…。だが―― 全く、あの親馬鹿どもは。すっかり俺が空気じゃないか。まぁ別に良いが。おい、それよりもさっさと帰るぞ。此処に居ても仕様がぁ……!! ふふ、もう良い。もう壊れてしまえ。グラビティ―― あの野郎、まだ。クソ!! ディストラクション えっ!? クッ! しまっt