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テーマ:DVD映画鑑賞(13607)
カテゴリ:映画☆観劇☆スポーツ観戦
ボス(西田敏行)の愛人(深津絵里)に手をだしてしまった手下の備後(妻夫木聡)は、「幻の殺し屋“デラ富樫”を連れてくれば許してやる」とのボスの命令に従う為、売れない映画俳優の村田(佐藤浩市)をデラ富樫にでっち上げ、撮影と称して村田を騙してボスの元に連れてくる・・・
三谷幸喜作品を見るといつも、 あ~舞台だよなぁ~ と感じる。 テレビでも映画でも基本は舞台なのだ。 舞台がベースだと感じるので、時代考証無視、場所設定無視でも納得できてしまう。 そしてこの映画は無国籍感も漂っている。 この作品の冒頭のセットはまるでテーマパークだ。 極端な言い方をすると、ディズニーランドのトゥーンタウンが、往年の上海になったような街並み。 見るからにセットなのだ。 見ればわかるので、綾瀬はるか嬢に「この街って映画のセットみたい・・」とセリフで言わせるのは蛇足に感じた。 だまされる大部屋俳優の村田が気持ち良さそうに“殺し屋デラ富樫”を演じるのだが、ボスと相対する場面はなんとも可笑しくて爆笑した。 この作者はこの村田という役者を好きなんだろう。 スポットライトは当たらないのに映画バカで、殺されるだけの吹き替えの役なんかしかこないのに、 映画の世界から足を洗えない男。 村田だけでなく裏方さんを含めた「“映画屋さん”へのオマージュ」というのが、この作品のテーマなのだろう。 三谷監督ってものすご~い映画好きなんだろなぁ。 こちら側がもっと映画に詳しかったら、細かくパロっているところなどもわかるのだろう。 でもね、出来た作品は舞台チックなのよ。 (2008年 日本) 妻夫木くんつながりで・・ 大河の「天地人」、とうとう脱落してしまった。 踏みとどまろうと努力してみたけれど・・・ 直江兼続が甘ちゃんだろうと、くの一が丸顔の健康優良児だろうと、信長が家茂様に続くボー読みだろうと、そんなことには耐えられるが、 あの安っぽいスポットライト演出に耐えられない! 「喜平次」というワンちゃんのシーンであえなく脱落決定。 舞台チックになっても安っぽいだけで洒落っ気がない。 またしばらく大河ドラマとはおさらばだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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