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ハイネの森

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2009.06.10
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シミュレーション訓練では飛行機を落としてしまった副操縦士の鈴木(田辺誠一)は、機長になるための最終訓練に挑むことになるが、教官には厳しいと評判の原田機長(時任三郎)があたってしまう。最終訓練は羽田発ホノルル行き(チャーター便)で、その便はCA斉藤(綾瀬はるか)が初の国際線勤務につく便でもあった。出発前の整備段階で少々の問題はあったものの無事に離陸したかに思えたが、離陸時にバードストライクにあい・・・


ANAが全面協力。だからANA以外の機体がでてこない。当然といや当然だが、空港中がANAだらけというのもわかっちゃいるが笑える。

コックピットとキャビンの中だけの話ではなく、管制官、オペレーションコントロールセンター、整備士、グランドスタッフ、バードパトロールなど、飛行機を飛ばすには様々な人々が関与しているということがよくわかる。

序盤それぞれの部署が描かれて、中盤以降その全てが絡み合ってストーリーが進行する。航空会社の人間だけではなく、空港に巣くってる“飛行機マニア(CAマニア?)”のオタクくんたちや、滑走路横にいる“カメラオタ”さん、見学に来た小学生なんかも微妙にストーリーにからんできて、
うま~くできた脚本だ。

飛行中の航空機が緊急事態になるというシリアスな話だが、登場人物が多少ゆるめに描かれていてコメディーのエッセンスがあるので楽しく見ていられる、が・・・


緊急事態に陥った原因がバードストライクと速度計の不具合という、今年にはいってから実際に起きた2件の事故、ひとつはUSエアウェイズのハドソン川へ着水したケースと、もうひとつは記憶に新しいエールフランスのブラジル沖での事故に関連することなのが妙にリアルに感じられて怖いぃ~雫
いなずまにも遭遇するし。

終盤はパニック映画。

ちょっとコメディーの味つけがあるといったって、着陸時にCAさんに「頭を下げて!ヘッドダウン!」なんて何回も叫ばれたら、「うわぁ~怖いよう~」という気持ちが湧き上がってきて自分が乗ったときを想像してしまった。

楽しい作品だけど、飛行機に乗る予定の前一週間には見ないほうがいいかもしれない。


お決まりのクレーマーおやじはいるが、悪人が出てこないことと余計な恋愛ネタなどがなく、「飛行機を安全に飛ばすこと!」というテーマで首尾一貫しているのが気持ちよかった。


羽田発の設定だが、空港ターミナル内の出発ゲート付近は関空でのロケ。
「羽田とちゃうやん」なんてセコいことは思わず、「やっぱり関空はガラガラだからロケがしやすかったのかしら」と関空ユーザーとしてはネガティブな思いにかられた。



(2008年 日本)





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Last updated  2009.06.11 13:05:55
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