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ハイネの森

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2009.12.19
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大金持ちの実業家(ジャック・ニコルソン)と自動車修理工(モーガン・フリーマン)が、病院の二人部屋で出会う。
二人の共通点は、それぞれがガンを患い余命いくばくもないこと。
抗がん剤治療の効果もあり、一時退院をできた二人は、死ぬまでにしたいこと『棺おけリスト』を作り、二人一緒に世界中を旅してリストに書いたことを実現していく・・



アメリカは告知の国。
余命が6ヶ月だろうが患者が子供だろうが、真実を告知するようだ。
その裏には、アメリカが訴訟社会だということもあるのだろう。

この作品はアメリカ映画。 
当然のことながらきっちりと真実を告知され、「『死』までの時間をどう過ごすか」ということがテーマになっている。

そう書くと重苦しいように思えるが、決してそうではなく、笑いありウィットに富んでいて、そして何より主演のおじさま二人が魅力的で、『死』をテーマにしているのに、ほのぼのとした温かさと安らぎを感じさせてくれる良作だった。

世界漫遊の場面などは多少漫画チックだが、それもおじさん二人の楽しそうな雰囲気が伝わり効果的。


所詮映画の上でのこと。
相棒が大金持ちだったから自家用ジェットで世界漫遊もできたし、楽しい体験もできたという見方もあると思う。
家族にガン患者がでたら、そんな生易しいものではないと。


父を肝臓ガンで8年前に見送った。
ドクターはあっさりと告知したし、父は自分の病名を知りながら闘病生活を過ごしていた。
余程の末期でないかぎり、ガン闘病には中休みの時期がある。
その中休みの時期をどう過ごすか、という『棺おけリスト』は、大多数のガン患者の心の中にあるのではないだろうか。
自家用ジェットでなくてもね。


父の遺伝子を引き継いでいるし、決して他人事とは思えない内容。
この主人公たちのように粋にオサラバできたら最高だろうな感じた。


いや、まだまだオサラバしたくはありませんが、まぁいつかは誰にでも、ということで・・・



ジャック・ニコルソン演じる大富豪には、彼の秘書をのぞいて誰も見舞いには訪れない。
そういう生き方をしてきたからで、友人なし家族なしだ。

でも、秘書くんの素敵な行動を見て、見舞客の数が多いのが幸せではなく、たった一人でもそんな秘書がいたことのほうが幸せだったはず! だと思った。


『死』が結末だが、とても後味のいい映画だった。




(2007年 アメリカ)







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Last updated  2009.12.19 15:01:25
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