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テーマ:DVD映画鑑賞(13604)
カテゴリ:映画☆観劇☆スポーツ観戦
今まで泣けた映画一位は「ひまわり」。
それに肩を並べるくらい泣けてしまった。 アニメで、主人公がオモチャで、ここまで泣けたということに、 アニメオタではないのに~ という腹立たしさを感じたぐらい。 アンディといつも一緒だったオモチャ達の カウボーイ人形のウッディやスペースレンジャーのバズなど。 アンディも17歳になってオモチャが必要な年齢ではなくなり、 大学進学で家を出ることにもなったので、 オモチャ達には次の運命が。 アンディはウッディーだけを下宿先に持っていくことにし、 バズたち残りのオモチャを屋根裏部屋に保管することにしたが・・・ 子供向けのメッセージとしては、 「物を大切にしようね、乱暴に扱ったり、気に入らないからといってすぐに捨てたりしたら、 オモチャは泣いてるよ。」 ということだろう。 でも大人が見ると、それだけではない何かが伝わってくる。 実際いらなくなったオモチャをゴミ袋に入れたり、気に入らないからとポイっと人にあげた経験がある者が見ると、なんとも切なく胸がチクっと痛むのだ。 ノスタルジーと小さな後悔の思いが心のなかで渦まいた。 ヒール役のピンクのクマが悪の道に足を踏み入れるくだりも、どこにでもありそうな出来事がキッカケで、そこで涙腺が決壊してしまい、あとは ピンクのクマはヤな奴だけど。 人は成長するとオモチャは必要ではなくなる。 その必要ではなくなったオモチャをいつまでも大事にしておけ!ということではなくて、 どういうふうに別れるか、ということを問いかけられる。 最後のウッディの決断は、子離れするべき親が見習わなければいけないようなもの。 いまどきの日本の親って、いつまでも子供にべったりしていることが多く、就活にくっついたり、ひどいのになると入社式まで付添ったりする人までいるが、大人への道をスタートさせた子供の人格を認めるということは、離れるということも必要だということをウッディに教えられたような気がした。 ウッディーがお父さんのようにも思えた。 ちょっと残念に感じたのはただ一点、冒頭のシーンにあったキノコ雲。 日本人があれを見るとどうしても原爆を連想して単純に楽しめない。 (2010 アメリカ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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