ハイネの森

中山道歩き４回目。

東京駅から開業間もない上野東京ラインの高崎線に乗って本庄駅まで行った。

宿場単位で歩くなら本庄宿から深谷宿まで歩かなければならないが、本庄・深谷間は２回に分けることにして、JR岡部駅近くの国道17号線〈普済寺〉交差点まで歩いた。


JR本庄駅から500mほど北の〈本庄駅入口〉交差点から街道歩きをスタート。



この交差点を右折して旧中山道へ。



本庄宿から東に歩き出す。


〈本庄駅入口〉交差点から1.7kmのところで国道17号線を横切ってから川を渡り、傍示堂（ほうじどう）という集落に旧道は進む。



このあたりは利根川が近く、その支流が多くある。
これまで洪水に悩まされたことが多々あったのではないかと想像できる。

傍示堂から牧西（もくさい）にかけては、旧道沿いらしい落ち着いた街並みが続く。



こんな立派な長屋門のお宅もあった。


牧西、「まきにし」と読んでいたら、交差点名のローマ字で「もくさい」と判明。



直感で、由緒正しき雰囲気を感じとった集落。

鎮守らしきお宮さんがあって、


その向かいには、

お寺さん。


帰ってきてから調べると、平安後期から鎌倉時代にかけて武蔵国にあった武士団のひとつ、児玉党を構成していた牧西氏ゆかりの地だった。


牧西の集落を通り過ぎると、畑の横を通るルートになる。



畑の中を通って、小山川の堤防沿いのほうへ。



おっ　ネギだ！

吹いている風にもほのかにネギのかほりがする。
もうすぐ『ふっかちゃん帝国』だと実感

小山川に架かる滝岡橋を渡る。



この橋は登録有形文化財。



1928年（昭和３年）に架けられた橋で、橋台の表面が赤レンガのイギリス積仕上げ、親柱欄干は花崗岩が用いられている。

橋を渡り終えたら『ふっかちゃん帝国』に入国。（深谷市に入りました）

国道17号線の深谷バイパスを横断して、深谷市岡地区へ。

火の見櫓下の建物がかなり古め。



このあたりのマンホールは、

市長村合併前の旧岡部町バージョンのデザインで、中宿遺跡の倉庫が描かれている。

旧街道の、JR岡部駅に曲がる交差点を駅とは反対のバイパス側へ２００mほど行くと、


中宿古代倉庫群跡があった。

奈良時代から平安時代に使われた倉庫の跡がみつかった場所で、復元倉庫のある公園に整備されている。

そのすぐ近くに「道の駅おかべ」があり、そこで食事休憩にした。


道の駅に徒歩で来たのは初めてだわ。

かなり賑わっている道の駅で、段ボールで野菜を買っている人を見かけた。お花もたくさん。特にチューリップが充実している。ふっかちゃんのお胸のワッペンはチューリップだもんね〜　特産品なんだ。お酒売場も充実していて、車で来たら楽しかっただろうな。



さすが『ふっか帝国』、UFOキャッチャーもふっかちゃんのみ。
500円でとれるまでできるって！　
やりたかったんだけど、羞恥心が邪魔してしまった。

シールなどのふっかちゃんグッズを手にして、再び旧街道へ。

コミュニティバスも、



自販機も、



♪ふっかちゃ〜ん　ふっかちゃ〜ん　深谷生まれのふっかちゃ〜〜ん

頭の中でこの歌がぐ〜るぐる。
歌える自分がコワい。




国道17号と合流し、


合流地点から800mほど歩いたところの〈普済寺〉交差点で終了。


歩いた距離は10.1km、そのうち旧街道部分は7.6km。



（オマケ画像）

高崎線から見えたガスタンクにも『ふ』が！



ゆるキャラ好きにはたまらん街よ