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カテゴリ:映画☆観劇☆スポーツ観戦
スカイ・マスターソン マーロン・ブランド サラ・ブラウン軍曹 ジーン・シモンズ ネイサン・デトロイト フランク・シナトラ アデレイド ヴィヴィアン・ブレイン BSプレミアムで放映されたのを録画しておいて観た。 邦題の『野郎どもと女たち』より『ガイズ&ドールズ』のほうがピンとくる。 映画版のスカイはマーロン・ブランドだとは知っていたけれど、歌って踊るマーロン・ブランドを観ると不思議な空気感(笑) マーロン・ブランドというと、どうしても苦虫潰した恐ろしげなゴッドファーザーの顔が浮かんでしまうから、爽やかに(少々重厚に)ラブソングを歌っているのを観ると、彼にもシュッ!とした二枚目の時代があったのね〜と思ってしまった。(そりゃ若い時からスターなんだからあるな) ゴッドファーザーはかなりの老けメイクをしてるそうだけど。 吹き替えを使わず歌は自らが歌ってて、少しだがダンスシーンもあった。歌はかなり頑張っていたけれど、本職のシナトラを差し置いて、『Luck be a Lady』(女神よ今夜だけ)を歌うのは勇気がいっただろうな。この前年にアカデミー主演男優賞をとってて押しも押されぬトップスターといえど、歌はシナトラでしょう。 映画後は、『Luck be a Lady』はシナトラの持ち歌になって、現在のラスベガスの噴水ショーでもシナトラの歌声で流れている。 ミュージカル的には『Luck be a Lady』の場面が一番盛り上がるはずだが、そこよりも、サラとハバナへ行った後半の場面が印象に残ったのは、演技派俳優のスカイだったから。 30歳くらいで少し頭のラインが後退しているのが気になるけれど、「欧米系は禿げてもセクシーなんだよ」と娘が言うのが納得できた。やっぱりセクシーだわ〜 シナトラがスカイ役をしたがったそうだけど、いくら歌が上手でもスクリーンでこのセクシーさは出なかっただろう。 ゴッドファーザーしか知らないから、マーロン・ブランドの若い頃の作品を借りてみたくなった。 赤い救世軍の制服がよく似合うジーン・シモンズ、誰かに似ていると思いながら観ていたら、オードリー・ヘップバーンに少しヴィヴィアン・リーの面影を足したお顔だと気づいた。この時代の女優さんってほんとに綺麗だわ。 大地真央さん主演と紫吹淳さん主演の宝塚版を観たのでナンバーに馴染みがあり、場面の比較が出来て楽しめた。スカイとサラのラブソングが映画独自のものだったのと、シナトラにナンバーを増やしたんじゃないかなと思われる曲があった。ギャンブラーの面々は宝塚版よりも〈おっさん度〉が高く、マーロン・ブランドのみが若くてカッコいいだけだが、ああいう脇役のおっさんは味があって歌えているのでいい。 「歌って踊るマーロン・ブランド」という珍味なスパイスが効いた古き佳き時代のミュージカル映画で楽しめた。 (1955年 アメリカ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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