3467582 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ハイネの森

ハイネの森

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Freepage List

Headline News

2015.07.08
XML
  • 31MQJ1N8BKL.jpg







スカイ・マスターソン   マーロン・ブランド
サラ・ブラウン軍曹    ジーン・シモンズ
ネイサン・デトロイト   フランク・シナトラ
アデレイド        ヴィヴィアン・ブレイン




BSプレミアムで放映されたのを録画しておいて観た。
邦題の『野郎どもと女たち』より『ガイズ&ドールズ』のほうがピンとくる。


映画版のスカイはマーロン・ブランドだとは知っていたけれど、歌って踊るマーロン・ブランドを観ると不思議な空気感(笑) 



マーロン・ブランドというと、どうしても苦虫潰した恐ろしげなゴッドファーザーの顔が浮かんでしまうから、爽やかに(少々重厚に)ラブソングを歌っているのを観ると、彼にもシュッ!とした二枚目の時代があったのね〜と思ってしまった。(そりゃ若い時からスターなんだからあるな)
ゴッドファーザーはかなりの老けメイクをしてるそうだけど。

吹き替えを使わず歌は自らが歌ってて、少しだがダンスシーンもあった。歌はかなり頑張っていたけれど、本職のシナトラを差し置いて、『Luck be a Lady』(女神よ今夜だけ)を歌うのは勇気がいっただろうな。この前年にアカデミー主演男優賞をとってて押しも押されぬトップスターといえど、歌はシナトラでしょう。
映画後は、『Luck be a Lady』はシナトラの持ち歌になって、現在のラスベガスの噴水ショーでもシナトラの歌声で流れている。

ミュージカル的には『Luck be a Lady』の場面が一番盛り上がるはずだが、そこよりも、サラとハバナへ行った後半の場面が印象に残ったのは、演技派俳優のスカイだったから。

30歳くらいで少し頭のラインが後退しているのが気になるけれど、「欧米系は禿げてもセクシーなんだよ」と娘が言うのが納得できた。やっぱりセクシーだわ〜ハート(手書き)
シナトラがスカイ役をしたがったそうだけど、いくら歌が上手でもスクリーンでこのセクシーさは出なかっただろう。
ゴッドファーザーしか知らないから、マーロン・ブランドの若い頃の作品を借りてみたくなった。 

赤い救世軍の制服がよく似合うジーン・シモンズ、誰かに似ていると思いながら観ていたら、オードリー・ヘップバーンに少しヴィヴィアン・リーの面影を足したお顔だと気づいた。この時代の女優さんってほんとに綺麗だわ。


大地真央さん主演と紫吹淳さん主演の宝塚版を観たのでナンバーに馴染みがあり、場面の比較が出来て楽しめた。スカイとサラのラブソングが映画独自のものだったのと、シナトラにナンバーを増やしたんじゃないかなと思われる曲があった。ギャンブラーの面々は宝塚版よりも〈おっさん度〉が高く、マーロン・ブランドのみが若くてカッコいいだけだが、ああいう脇役のおっさんは味があって歌えているのでいい。


「歌って踊るマーロン・ブランド」という珍味なスパイスが効いた古き佳き時代のミュージカル映画で楽しめた。


(1955年 アメリカ)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.04.28 10:12:44
コメント(4) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.