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カテゴリ:映画☆観劇☆スポーツ観戦
ロナン 小池徹平
オランプ 夢咲ねね マリー・アントワネット 花總まり ロベスピエール 古川雄大 ダントン 上原理生 デムーラン 渡辺大輔 ソレーヌ ソニン アルトワ 吉野圭吾 ラマール 坂元健児 フェルゼン 広瀬友祐 ペイロール 岡幸二郎 お花様(花總まりさん)のゴージャスなマリー・アントワネットの宣伝写真を見て、突如行きたくなって取ったチケットだった。 30年ほどタカラヅカファンしていた間、お花様はその半分近くの間トップ娘役を張ってらしゃったので、想い出深いスターさん。お人形のようなプロポーションで、いつも取っ替え引っ替え豪華なコスチュームで舞台に登場していた。「仮面のロマネスク」の侯爵夫人なんて、お花様がお召しになっていたお衣装があまりにも美しくて、衣装だけ見て満足した記憶がある。 久しぶりのお花様は、やはり美しかった。 この方、普段もこんな輪っかドレスを着て生活しているんじゃないかと思ってしまうほど、ドレスの扱い、立ち居振る舞いが自然でエレガントだ。歌重視という視点から観ると、少々不満もあるけれど、それを補って余りある芸術点の高さがあるので、素敵な王妃様だった。しっかり歌っているけれど、ちょっとぶりっ子気味になった時の声が苦手なので、歌は、、、まぁまぁかな。 主役の小池徹平くん、紅白でウエンツくんと歌っていた印象しかなかったので、ミュージカル舞台で主役ってどうなるのかしらん? と観ていたら、しっかりボイトレした声になっていた。ただ惜しむらくは体格。仲間(?)でつるんでいるロベスピエールたち3人組の身長が高いので余計に感じてしまう。あの3人組、180cm級じゃなかろうか。いい声はしているので、もう少しキャパの小さめの劇場でなら、もっと持ち味を生かせるようになりそう。若いからこれからよ、頑張ってね。 何も予備知識なしに真っ白な状態で席についたので超初心者感想だが、この作品は、観ている時はノリも良くてわぁ〜っとなるが、終わってしまうと心に残るものが薄かった。それは演じている人のせいではなく、物語自体のせいかも。タイトルが『1789』と『恋人』で、革命と恋愛の二つを描きたいが、どうもどっちつかずというか、芝居としてはどちらにも熱量が低かった。歌と踊りのナンバーはどれも盛り上がりがあったけれど。 話の筋は二の次で、まずナンバー重視というのがフレンチミュージカルなのかしら。 だから超初心者が印象に残るのは歌になってしまう。 ダントンの上原さんとペイロールの岡さんの歌声が気持ち良かった。 ソレーヌのソニンさんは、もう少し抑えめに歌ってくれるといいかも。テンション高くMAXパワーで歌うのが持ち味なんだろうけれど、語るように丁寧に歌っているときの方が魅力的だった。 踊りのアンサンブルは、アクロバット技が多くて迫力があった。 (5月25日 梅田芸術劇場) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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