|
|
|
2016.08.28
カテゴリ：映画☆観劇☆スポーツ観戦
 奇想天外！お伊勢参りなのにラスベガス? 東海道中膝栗毛（とうかいどうちゅうひざくりげ） 弥次郎兵衛 喜多八 宙乗り相勤め申し候 弥次郎兵衛 市川染五郎 劇場支配人出飛人／奉行大岡伊勢守忠相 中村獅童 盗賊白井髭左衛門 市川右近 天照大神 市川笑也 十六夜 中村壱太郎 茶屋女お稲実は三ツ大お新 坂東新吾 五日月屋番頭藤六 大谷廣太郎 梵太郎 松本金太郎 政之助 市川團子 読売屋文春 市川弘太郎 老船頭寿吉 市川寿猿 家主七郎兵衛 松本錦吾 役者／女札親師毬夜 市川春猿 石油王夫人麗紅花 市川笑三郎 役者／用人山田重右衛門 市川猿弥 闇金利太郎 片岡亀蔵 アラブの石油王亜剌比亜太 市川門之助 五日月屋女房お綺羅 市川高麗蔵 女房お米 坂東竹三郎 喜多八 市川猿之助 艶紅曙接拙（いろもみじつぎきのふつつか） 紅翫 紅翫 中村橋之助 朝顔売阿曽吉 中村勘九郎 団扇売お静 中村七之助 蝶々売留吉 坂東巳之助 町娘お梅 中村児太郎 大工駒三 中村国生 角兵衛神吉 中村宗生 角兵衛清吉 中村宜生 庄屋銀兵衛 坂東彌十郎 虫売りおすず 中村扇雀 「奇想天外！お伊勢参りなのにラスベガス?」という副題にひかれて、３部制の納涼歌舞伎第２部を観劇した。 幕開きからしっちゃかめっちゃかの大騒ぎ。 弥次さん喜多さんが歌舞伎の後見になって舞台を滅茶苦茶にしてしまうところから始まる。 まだまだ歌舞伎初心者なのでついていけないところがあったが、歌舞伎作品、主にスーパー歌舞伎と染五郎さん関連の作品のパロディがちりばめられていて、夏らしく幽霊も登場した。 タイムリーな時事ネタも仕込まれていて、宿屋の屋号が『五日月』。 もしかして、木更津のあのお宿、、、と思ったら、会議やら領収書のセリフがあって、それを取材している瓦版屋の名前が『ふみはる』って、センテンススプリングの文春やんか！（爆） 弥次さん喜多さんがラスベガスにまで行っちゃうくらいなので、何でもアリの舞台なのね（笑） ラスベガスに行く件はその後の場面で納得できるが、映像を使ってもう少しわかりやすくしてくれるともっと良かった。クジラが時空空間に吸い込まれていくとかね。 歌舞伎座で、本水でベラージオの噴水が再現されるとは思ってもみなかった。 着物姿だと美しい役者さんたちが、ラスベガスのカジノシーンは〈２丁目〉そのものだったのはご愛嬌。 ぶっちゃけおふざけが過ぎる作品で、歌舞伎初回にこれを観てしまうといけないが、真夏の真っ昼間に小難しいことを考えずに楽しもうということではいいんじゃないかな。 印象に残った役者さんは、キレのいい踊りを見せてくれた壱太郎さんと、まだ子役ながら口跡のいいセリフの團子くん。香山照之さんの息子さんね。スタートは遅かったけれど頑張っているんだなと思って観た。 １本目が奇想天外すぎたので、２本目の紅翫さんがどうしても真面目に見えてしまって困ってしまった。橋之助さんの芸風がまた真面目なのでねぇ。でも江戸の粋な夏を感じさせてもらえた。 （８月２４日 歌舞伎座） お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
[映画☆観劇☆スポーツ観戦] カテゴリの最新記事
|
