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2021.09.24
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カテゴリ:大阪府自治体巡り
住之江区なのに住吉公園? 住吉なんだから住吉区なんじゃ、、、

となるが、住吉公園は大阪市住之江区浜口東1丁目にある。


住之江区のテーマは「和歌」


住の江の 岸による波 よるさへや
      夢の通ひ路 人目よくらむ

                 藤原敏行朝臣

百人一首18番の歌に詠まれている「住の江」は、住吉の浜のこと。



黄色の縦筋が南海本線。
黄緑の丸が「すみよっさん」(住吉大社)。
ピンクの丸が住吉公園。
(北が上の地図)

とてもとても昔の古代は、南海本線あたりが海岸線で、昔の中世は住吉公園の西側あたりが海岸線だったそうだ。
大阪湾は砂州が形成されて段々と陸地化し、海岸線は西に移動した。

藤原敏行朝臣(不明~901or907)は平安時代前期の貴族。
実際に住吉に来て詠んだのかはわからないが、平安時代前期なら、住吉公園あたりが海岸線だったかもしれない。

住吉公園の西端、国道26号線沿いに大きな高灯籠、「住吉高灯籠」がある。


鎌倉時代に創建された初代高灯籠は日本最古の灯台ともいわれている。
元はここより200m西にあったそうなので、鎌倉時代は阪神高速堺線のあたりが海岸だったのかも。



この高灯籠は住吉大社の常夜灯でもある。

国道26号線を渡って、住吉公園敷地内へ。



元は住吉大社の境内で、この道は参道だった。

公園から見た高灯籠。


潮の香りがして、ここから茅渟の海(大阪湾)が眺められたのはいつ頃までだったのか。



この参道には「汐掛道」という名がついている。


万葉集にも、このあたりを詠んだ歌がある。


住吉(すみのえ)の 粉浜のしじみ 開けもみず
         隠りてのみや 恋ひわたりなむ

                   よみ人知らず



芭蕉の句碑がある。


升買て 分別かはる 月見かな

門人2人の仲違いの仲裁の為に大坂に出てきた芭蕉は、1694年(元禄7年)9月に住吉大社を参拝し、この句を詠んだ。体調がすぐれなかった芭蕉はそのまま大坂を離れることなく、その年の10月に亡くなる。
(芭蕉終焉の地の碑が、本町駅近くの御堂筋沿いにある)


現在の住吉公園は老若男女憩いの場で、遊具で遊ぶ子供やウォーキングする人を見かける。



表参道「汐掛道」の東端は南海本線〈住吉大社駅〉。
その向こうに、すみよっさん(住吉大社)の鳥居と赤い太鼓橋が見える。



南海本線をくぐって住吉区に入り、すみよっさんの前まで行った。


今日は「住之江区」の日なので、ここで見ただけ。


最後に、住吉区にある〈住吉大社駅〉のホームから、住之江区の住吉公園を眺めた。




[大阪市住之江区]
人口 118,995人 (2021年8月1日現在)
面積 20.61平方キロメートル





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Last updated  2021.09.24 15:10:04
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